自宅で可愛がっていた2頭のスタッフォードシャー・テリアに対しても、叩いたり自分に近づかないように手で押しのけたりするようになってしまったそうだ。アラナさんは「マキシンが初めて鏡で顔の傷を見たのは、2週間前でした。それから犬への警戒心が一層強まったようです」と言い、心の傷が深いことを懸念している。
さらにアラナさんは「叔父との関係がこじれてしまった」と述べ、このように明かした。
「叔父はマキシンの手術の日に泣いて電話をしてきたのです。その時に『マキシンを噛んだ犬は安楽死させた』と聞いたのですが、事故から2か月経って、まだ生きていることを知ったのです。叔父からはそれ以来、連絡がありません。彼は私たちに嘘をつき、挙句の果てには『マキシンを噛んだのは野良犬で、自分には責任がない』と主張しています。」
アラナさんは5月末に市議会に苦情の申し立てをしているが、2頭の犬は1日だけ拘束された後、自宅の敷地内から出ないことを条件にピーターさんのもとに返されている。
アラナさんは「この事故の調査はまだ継続中ですが、もしかしたら息子は命を落としていたかもしれないのですよ。これ以上被害者を出さないためにも、噛んだ犬は安楽死させるべきです。私は息子を襲ったのは叔父が飼っている“ゼウス(Zeus)”だと確信しています」と憤りを隠せない。
アラナさんは今月1日、ゼウスの安楽死を求めるオンライン請願書を作成しており、日本時間12日で320人を超える署名が集まっている。
画像は『NZ Herald 2020年7月2日付「Hastings dog attack leaves Christchurch boy with life-changing injuries」(Photo / Supplied)』『Mirror 2020年7月7日付「Boy, 2, has face ‘ripped back’ by Staffordshire terrier leaving his teeth exposed」(Image: Alana Trainor)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)