ちょっとしたレストランの宣伝になったようだ。
このアイデアに、マネキンを提供した美容室オーナーのルーク・レイノルズさん(Luke Reynolds)は「いやぁ、素晴らしいと思いますよ。私達にとって不要になったものを誰かが利用して利益を得ることができるのであれば、それは素晴らしいことですね」とボウさんを称賛した。
ところがこのマネキンがちょっとしたハプニングをもたらした。ある日の夜、警察官がレストランの外でライトをつけたまま警察車両を停車させ、店内をうかがっていた。ボウさんは躊躇しながらも警察車両へと近づき、特に後ろめたいことは何もないことを伝えた。
どうやら誰かが店内にいるマネキンの頭を本物の人間だと勘違いし、非常事態宣言を無視してレストランに人が集まっていると警察に通報したようだ。警察官らは誤解だと分かったあと、店内のマネキンを見て笑っていたという。
警察に通報されたことについて、ボウさんは気分を損なうこともなく「レストランに関心を持ってもらうため、ちょっとした話の種のつもりでした」と語っており、一刻も早くマネキンではなく本当のお客に店内で食事をしてもらう日が来ることを待ち望んでいるとのことだ。
なおオーストラリアでは、徹底した外出禁止などが功をなして感染拡大が抑えられている。ボウさんのレストランのあるクイーンズランド州では、今月2日から外出禁止令が緩和された。これにより人々は自宅から50キロメートル以内の公園を訪れたり、ピクニックを楽しむことができるようになったという。
画像は『10 daily 2020年4月30日付「Police Called After Mannequins Mistaken For Social Gathering」(Image: 10 News First)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)