裏側にリチウム電池が入っていた。更に時計の表にはめ込まれたプラスチックを取り除くと、小さなレンズが現れ、それが隠しカメラであることを確信した。ダギーさんはすぐに「Airbnb」に連絡し、同時にカナダ警察にもこの件を通報した。すると「Airbnb」は、近くの豪華ホテル3軒のうちの1軒をオファーしダギーさんたちにアパートを出るように伝え、更に滞在費の全額を返金した。現在も同社のセキュリティーチームがこの件を調査中であり、カナダ警察もダギーさんから通報を受けたことや捜査中であることを明かしている。
ダギーさんは翌7日、Facebookに「もしAirbnbを利用しようと考えている人がいるなら、この投稿を是非読んでほしい」と今回の件について投稿した。「Airbnb」側は「通報を受けたホスト(物件所有者)はリストから削除しました。今後、このホストが所有している宿泊施設への予約はキャンセルする意向です。お客様のプライバシー保護は弊社にとっても非常に大切な問題であり、こうした行為には“ゼロ・トラレンス”方式で対応し、お客様へのフルサポートを心がけております」と述べている。なお、ダギーさんはこのような“気味の悪い”経験をしたものの、今後も「Airbnb」を利用していくつもりのようで「チェックインしたら、部屋を隅々までチェックすることにするよ」と話している。
画像は『Metro 2018年9月10日付「Couple find ‘spy camera’ hidden in clock at Airbnb flat 」(Picture: Dougie Hamilton)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)