生理も定期的にあった。「そんな自分が妊娠しているなんて」と全く信じられなかったシャーロットさんは、思わず医師に「先生、それは何かの間違いではないですか」と聞いたほどだった。
しかしその10分後、助産師が腹部を超音波検査したところ妊娠は確実なものとなり、ますますシャーロットさんを困惑させた。
「助産師は、妊娠9か月で陣痛を起こしていると言ったのです。私の平らなお腹からは想像もできないことでした。赤ちゃんを産む準備など全くしていなかったので、パニックになってしまって。何も知らない両親がこのことを知ったらと思うととても心配しました。」
午前4時半、看護師から連絡を受けたシャーロットさんの母リンさん(50歳)と父ヴィンセントさん(50歳)は、娘が妊娠数週間で流産したため病院にいると勘違いしたようだ。しかしもうすぐ出産だとわかると、両親は初孫ができたことに大喜びしたという。
その2時間後、シャーロットさんは3,147グラムの元気な女の子「モリー」ちゃんを出産した。妊娠に気付かず、アルコール摂取をしていたシャーロットさんだったが、幸いにもモリーちゃんは健康上何の問題もなかった。
シャーロットさんによると、妊娠中に腹部が膨らまなかったのは胎児が肋骨の真下に入り込んでいたからだと医師から説明を受けたという。本人でさえも驚くこの事実に、周りも相当なショックと驚きを隠せなかったようだ。
「母は、急きょベビー服やおむつの買い出しに行ってくれました。そして私の職場にも出産したことを伝えると、かなり驚いていたそうです。なにしろ出産前日に、みんな私の平らなお腹を見ていますから。友人たちも私が出産したことを、モリーの写真を見るまで信じようとはしませんでした。」
突然の出産だったがその2日後、無事に母子揃って退院することができた。現在モリーちゃんは2歳になり、シャーロットさんがモリーちゃんを自分が働く保育園に連れて行き、預けている間に仕事をしているという。シャーロットさんは、モリーちゃんの父親と今の心境についてこのように話している。
「モリーの父親は私が以前交際していた恋人です。でも今は関わりないので私はシングルマザーですが、両親が献身的にサポートしてくれています。モリーが生まれてからは、大好きだったパーティーにも一切行かなくなりました。娘を授かったことを本当に嬉しく思っています。モリーが成長した時に私がどんなサプライズ出産だったのかを話すのが、今からとても楽しみなんです。」
このニュースを知った人からは、「お腹も大きくならずに出産まで妊娠に気付かないというのが想像できない」「どうやったら1.4kg太っただけで普通体重の胎児を抱えていられるんだろう」「アルコールによるダメージがなかったのか、もっとちゃんと調べたほうがいいんじゃない?」「妊娠中でも生理のような出血があったという人は実際に存在するからね」「それにしても不思議」といった声があがっている。
画像は『Metro 2018年3月6日付「Woman who had flat stomach and regular periods gives birth to surprise baby」(Picture: HotSpot Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)