脳が露出したまま街を歩き回る男性、地元住民から援助の申し出も「私は大丈夫」…
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こうして2人は手術から5か月近くという7月23日、再びアラスカ航空の制服に身を包むとジョディさんが操縦する旅客機で一緒に大空へ飛び立った。『ABC News』の取材を受け、「ラザニアを頂いたご縁で腎臓をあげちゃうだなんて、ずいぶん大胆なトレードよね」と笑うジョディさん。自分が困っていた時に温かい手を差し伸べてくれた人のことはやはり忘れられないものだとして、「ジェニーがご馳走してくれたのは愛情たっぷりのラザニア、本当に美味しいラザニアだったのよ」としみじみと語っている。
ジョディさんはもう一つの理由をアラスカ州のメディア『KTUU News』に漏らしていた。「臓器提供にとても前向きな考え方の人だったのに、私の母は脳腫瘍を患ったことから他界しても臓器を寄付することは全くできませんでした。そんな母の遺志を受け継ぐことは私の使命だと感じていたのです」とのこと。そのため周囲の愛する人々の命を臓器提供という形で支えることに恐怖や迷いはほとんどなかったそうだ。
画像は『ABC News 2017年8月10日付「Flight attendant and pilot back to work after kidney transplant」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)