タイ、サムイ島チャウエンビーチの岩場で11月29日、ヨガをしていたロシアの女優が大波にさらわれて命を落とした。女性が流される瞬間の様子はカメラが記録しており、「なんという悲劇」「あまりにも衝撃的」「自然を甘くみてはいけない」といった様々な声があがった。ネットメディア『Bored Panda』などが報じた。
11月29日午後、サムイ島を旅行中だったロシアの女優カミラ・ベリツケヤさん(Kamilla Belyatskaya、24)が、岩場でヨガをしていたところを大波にさらわれた。
カミラさんは、ピンクのヨガマットの上で瞑想中だった。
現場にいた目撃者のイリナさん(Irina)は、「あれは午後1時40分頃だった。彼女の男友達はあの岩場よりも高い場所にいて、私たちは彼女が流されるのを見て、すぐ地元の人に助けを求めて走りました」と明かしている。
カミラさんは当時、なんとか泳いで岸に戻ろうとしていたそうで、別の目撃者は「彼女は最後の力を振り絞って叫んでいた」と語った。また、居合わせた男性が救助のため海に飛び込んだが、波が荒く失敗し、当局は「男性の消息は不明で、現在捜索中」とだけ伝えている。
救助隊は事故発生から15分後に到着したものの、波が2.7メートル(9フィート)と高く、危険なことから救助活動は不可能だった。そして2日後の12月1日、事故現場から約1キロの場所でカミラさんの遺体が見つかった。
カミラさんは亡くなる前、