シェールが1975年に米TV番組『The Cher Show』で初めて着用したゴールドのドレスを彷彿とさせるデザインだ。上半身にひねりを加えたホルターネックで、露出した腹部にはクロスストラップが巻き付いている。ローライズのスカートは前面に深いスリットが入っている。ドレス全体はベージュの透けるシアー素材に、小さなビーズを手で刺繍したアール・デコ調の金色のラインが施されている。
ゼンデイヤはダークなストレートのロングヘアを下ろし、素足にはゴールドのハイヒールを履いていた。ドレスの上には、ゴールドの刺繍を施した白いシルクサテンのトレンチコートを羽織っていた。
式典のステージではゼンデイヤがスピーチを行い、ロックの殿堂入りを果たしたシェールのキャリアをこう称えた。
「あなたは擁護者や盟友であり続け、多くの人々が自分の真実を語り、生きるための道を示してくれた。そして、大胆に心を開き、自分を表現する勇気を持つための道を示してくれた。そのことに感謝します。」
「シェールはかつて、他人の期待に縛られてはいけないと言いました。私たちが、この言葉に従って生きることを学べるよう願っています。」
その後、シェールが登壇して、ロックの殿堂入りを果たした喜びを語った。そして、1989年リリースのヒット曲『ターン・バック・タイム』を披露して会場を沸かせた。
なお、セレモニーのオープニングでは、シェールが英歌手デュア・リパ(29)と共に、1998年リリースのヒット曲『ビリーヴ』をデュエットした。
会場のバックステージでは、シェールがゼンデイヤ、デュア・リパと一緒に写真撮影を行う場面もあった。
画像は『Zendaya Instagram「From the @lancomeofficial archives with @abdmstudio」』『Rock & Roll Hall of Fame Instagram「Welcome to the 2024 Rock & Roll Hall of Fame Induction red carpet」「@cher, @dualipa, and @zendaya link up back stage at the 2024 Rock & Roll Hall of Fame Induction Ceremony!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)