イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-ikumi

【イタすぎるセレブ達】ナオミ・キャンベル、集めた寄付金を不正使用したことにコメント「私は管理をしていない」

同団体はナオミの航空券や高級ホテルの部屋代、スパトリートメント代、個人警備費用、タバコ代などのために、集まった寄付金を不正に支出していた。これにより、ナオミは5年間の慈善団体理事資格停止処分を受けた。

同じく同団体の理事ビアンカ・ヘルミッヒ氏は、2年間にわたり無許可でコンサルタント料として29万ポンド(約5600万円)、旅費として年間2万6000ポンド(約500万円)を受け取っていたことが判明し、9年間の慈善団体理事資格停止処分を受けた。

ビアンカ氏は2022年2月にコンサルタント料と旅費の返済を提案し、委員会はこれに合意。2023年4月に全額返済した。

3人目の理事ベロニカ・チョウ氏は、4年間の活動禁止処分を受けた。

チャリティ委員会は調査の結果、「ファッション・フォー・リリーフ」は2005年の設立以来、重大な不正行為や財政管理の不備、ガバナンスの欠如があったと結論付けた。財務管理や記録管理がずさんであったことに加え、常勤職員がおらず、管理や会計は外部の顧問に委託していた。

また、同団体から34万4000ポンド(約6600万円)を回収し、9万8000ポンド(約1900万円)の慈善資金を保護したとされている。団体は今年の初めに解散し、慈善団体の登録から抹消された。

チャリティ委員会が重大な発表をした数時間後、ナオミはフランス文化への貢献が認められ、フランス文化省から芸術文化勲章を授与された。

授与式の後、ナオミは米メディア『AP通信』の記者から今回の調査結果について質問されると、「非常に懸念しています」と語り、さらにこう付け加えた。

「私は慈善団体の管理を行っていません。合法的な雇用者に管理を任せていました。」

そして「私達は、何がどのように行われたのかを調査している最中です。私が行ったすべてのことについても調査中です。これまでに集まった寄付金はすべて、慈善団体に寄付される予定です。」

(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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