ヤシュアンさんは「弟子が師匠を超える」という意味を持つ「青出于蓝胜于蓝(青は蓝より出でて蓝より青し)」という熟語から「蓝」を取ったという。
そんな名前に込められた希望通り、3人は一緒に困難を乗り越え、中国の全国統一大学入学試験「高考(ガオカオ)」では750点中、602点、605点、590点を獲得した。それぞれが省内外の別の大学も選択していたものの、3人とも福州大学の入学許可証を同時に受け取って入学を決めたそうで、長女のイーランさんは次のように述べた。
「私たちはお互いに助け合う一方で、勉強では競争します。そしてお互いに学び合い、一緒に進歩するのです。高考の準備の際にも精神的に支え合ってきたのです。」
ただ、3人のそれぞれの専攻は、情報管理と情報システム、国際経済と貿易、鉱物加工エンジニアリングと異なり、「しっかりとした学習計画を立て、修士号の取得を目指す」と大きな目標を掲げている。また、19歳らしく「大学のカフェで美味しいメニューにトライしたい。キャンパスを隅々まで歩いてみたい」などと、新しい大学生活への夢を膨らませている。
そんな3人は大学に入学前、これまでの優れた成績を評価され、福建省を拠点にした英都教育基金会からそれぞれが1万元(約19万8千円)の奨学金を受け取った。ヤシュアンさんは「娘たちがお互いにサポートし合い、大学で共に成長してくれれば嬉しく思う」と笑顔を見せた。
ちなみに2002年7月には米アラバマ州で、大人の手のひらに収まってしまうほど小さな6つ子が誕生した。6つ子は男児4人と女児2人で、約18年を経た2020年6月、全員揃って高校を卒業していた。
画像は『新浪财经 「优秀×3!三胞胎姐妹考入同所大学」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)