エムさんは急いで村に戻り、村人たちに「遺体を回収したい」と協力を求めた。
こうして現場には怒った村人たちが多数集結し、木の根元近くの穴の中にいたヘビを発見し、引っ張り出して叩き殺した。ヘビは体長4.8メートル超と巨大で、死骸は村人たちに見せるため運び出された。
一方で突然、妻の葬儀の準備に追われることになったエムさんは、「あの日、私は農園から早く帰宅したのです。でも、妻がこのような形で襲われることが分かっていたなら、彼女を守るために一緒にいたでしょうね」と述べ、肩を落とした。
ちなみにインドネシアのニュースメディア『detikcom』では、「夫が樹液の採取中、離れた場所で同じ作業をしていた妻の悲鳴を聞いて駆けつけた」と報じていた。いずれにしてもインドネシアでは最近、女性が一人でいるところをヘビに襲われるケースが多発しており、今回のニュースには次のようなコメントが寄せられた。
「村人はパートナーと2人1組になるバディーシステムを導入すべき。」
「ヘビの生息地を農園にした人間に責任がある。ヘビも生きていかなければならないからね。」
「ヘビはお腹が空いていたのだろう。かわいそうに。」
「ヘビを殺す必要はないだろう。」
「悲惨な事故。早急な対策が必要だよ。」
画像は『Linda Ikeji’s Blog 「Mob carries out revenge after a 16-foot python crushed grandmother to death」』『TMZ 「16-Foot Python Crushes Grandmother to Death …Local Mob Avenges Her!!!」(Asia Pacific Press)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)