英タブロイド紙の違法な手口を暴くために闘うことを決意したヘンリー王子へのインタビューが含まれている。
ある場面で、王子はITVの記者レベッカ・バリー氏から、タブロイド紙を提訴するという決意が王室との亀裂の一因になったのではないかと聞かれた。
王子は「その通りだ。それが中心的な部分となったのは確かだ」と認めると、こう付け加えた。
「だけど、その質問に答えるのは難しい。僕が家族について話すと、マスコミから非難の嵐を浴びせられることになるから。」
そして王子は、王室メンバーとしてただ一人、違法な手段を使うメディアを訴えたことの心情を次のように述べた。
「僕は明確に、これはやるべきことだと言ってきた。もし家族と一緒にできたなら、本当に良かっただろう。僕は奉仕をする立場や公的な役割を担う者として、公共善のために行うべきだと信じている。だけど僕は、自分の理由のためにやっているんだ。」
その後、レベッカ氏が「闘わないという彼らの決断をどう思いますか?」と法廷争いをしない王室メンバーのことを尋ねると、王子はこう答えている。
「これまでに起こってきたすべての出来事は、問題の真実が何であるかを人々に示したと思っている。僕にとってこのミッションはまだ続いている。だけど、あなたが言うように、このことが亀裂の一部を引き起こしたんだ。」
昨年12月の裁判でファンコート判事は、ヘンリー王子の携帯電話が2003年末から2009年4月にかけて「ある程度の範囲」で盗聴され、MGNの特定の人々によって注意深く管理されていたと結論付けた。
インタビューで王子は、昨年に裁判で勝利したことは大きな功績だったと表現した。
「裁判所に出入りした結果、判事が僕達に有利な裁定を下したことは明らかに大きなことだった。だけど判事があそこまで踏み込んだのは、個々の人間の問題だけではなく弁護士や(MGNの)経営幹部などトップにまでおよんだからだ。それを裁判の中で成し遂げたなんて、途方もない勝利だ。」
画像2、3枚目は『ITV News X「Prince Harry tells @BeccaBarry his legal fight with the tabloids is a “central piece” in the breakdown of his relationship with his family.」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)