マイケルさんが「ワオ! 本当? ワオ! それはクレイジーだね」などと話すのを、ジェーンちゃんはじっと見ている。
またジェシカさんが「興味があるのだけど…。あなたは今日、お昼寝を長くしていたわよね。いい夢を見たかしら?」と質問すると、ジェーンちゃんは体を硬直させた後、手足を動かして反応。続けてマイケルさんが「夢について話してよ…」などと語りかけると、ジェーンちゃんは豪快に両手を動かすのだった。
最後には、ジェシカさんが「あなたの話を楽しんだわ。たくさん笑わせてもらったし、あなたはとても面白いわね」と話すと、ジェーンちゃんは大声を出し、両手を大胆に振って答えるのであった。
この動画には、「赤ちゃんの手話の喃語ってなんてキュートなの! この子は祖父母と会話をしたくてたまらないのよ」「なんて美しい関係なのかしら」「赤ちゃんは足でも話をしようとしているね」「私も聴覚障がい者。将来、自分に子供ができた時のことを考えて、大興奮したわ」「この子はあっという間にASLができるようになるわね」「涙が溢れてきた」「私もASLを学びたくなったよ」といったコメントが寄せられている。
そして大きな反響を受け、マラさんはASLについてこのように語った。
「聴覚障がい者がいたり、普段からASLを使う家庭で育つ赤ちゃんにとって、手話の喃語というのはごく普通のこと。私も男きょうだいも、ジェーンと同じだったのよ。」
「ジェーンは生まれてからというもの毎日、ASLに触れ、ASLでの会話を注意深く観察してきたわ。だからあの子がASLで会話するようになるのは、時間の問題だと分かっていた。それでも私の両親はジェーンがASLに反応をするのを見た時、とても興奮していたわ。」
さらにマラさんは、「赤ちゃんの賢さ、言語を習得する力には目を見張るものがあると思う。ただジェーンは、普通の赤ちゃんが喃語を話すように、手を使って会話をしているだけなのよ」と述べ、こう続けた。
「この動画をシェアすることで、より多くの人に手話の素晴らしさを認識してもらいたいの。そして人々が、聴覚障がいを持つ者やコミュニティについて意識するきっかけになってくれれば嬉しいわ!」
ちなみに過去にも、聴覚障がいを持つ父と手話で会話する、1歳3か月の女児とのやりとりがSNSで注目された。女児の手話による初語は生後7か月で、1歳の時には「ミルク」や「ボール」などの23の言葉をASLで表すことができたという。
@mara_mccullough Notice as she waits for her turn to sign back. She’s trying to communicate! #babbling #asl #deaftiktok #signlanguage #baby #grandparentsoftiktok #language #funny #cute #hopecore #smart #family #love #communication #coda #goda ♬ scott street – ★
画像は『Mara McCullough TikTok「Notice as she waits for her turn to sign back.」「I cant believe that this is my life and these are my people」』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)