まだ言葉を話すことができない生後6か月の赤ちゃんが、聴覚障がいを持つ祖父母と“手話の喃語”で会話する動画が今月初め、TikTokに投稿されて注目された。動画はこれまでに再生回数が1020万回を超えており、「なんてキュートなの!」「涙が溢れてきた」「大興奮よ」といったコメントが寄せられている。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えた。
米フロリダ州セントオーガスティンで祖父母や両親と暮らすジェーン・マカルーちゃん(Jane McCullough、生後6か月)は、生まれた時からずっとアメリカ手話(アメリカン・サイン・ランゲージ、以下ASL)に触れてきた。
聴覚障がいを持つ祖父母と両親との会話にはASLが使われるためで、母マラさん(Mara)によると、ジェーンちゃんは生後4か月の頃から“手話の喃語”で会話を始めたという。
喃語とは「バブバブ」「ダダダ」など特に意味をもたない言葉のことだが、ジェーンちゃんの手話の喃語も全く同様だそうで、マラさんは次のように明かしている。
「ジェーンの今の手話は、正しいとは言えないの。でもきっと、あと数か月も経てば具体的な意味を持つ手話に変わるでしょうね。なぜならジェーンは少しずつ手話を理解していて、たとえば私が『水』や『外』といった手話を見せると、顔がパッと明るくなるのよ。」
今回話題となっている動画は、バウンサーに座るジェーンちゃん、祖父マイケルさん(Michael)、祖母ジェシカ・スタルツさん(Jessica Stultz)の手話での会話を捉えたもので、こんな言葉が添えられている。
「彼女(ジェーン)が自分の番が来るのを待って、手話を返していることに気づいたかしら? 彼女はコミュニケーションを取ろうとしているのよ!」
動画ではまず、ジェシカさんが手話で「あなたはおじいちゃんと話すのが好きなのよね」と語りかけており、ジェーンちゃんが両手をものすごい勢いで動かし、「イエス」と答えるのが見て取れる。
その後も手話での会話は続き、