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writer : ac

【海外発!Breaking News】肥満でアザラシのようなヒョウ、痩せてイヌのようなクマ 中国の2つの動物園に痛烈な批判<動画あり>

同園は今月初め「16歳のヒョウは人間で言えば60~70歳。高齢すぎるため、これ以上の変化は望めない。個体は定期的な健康診断を受けており、肥満であっても健康で幸せであり、問題はない」と減量を断念したことを報告した。

ディズニー映画『ズートピア』に登場する肥満症のチーター、クロウハウザーにそっくり? 2か月の減量は失敗に終わったという(『South China Morning Post 「China zoo halts weight-loss plan for famous overweight leopard that resembles animated Disney character」(Photo: Walt Disney Studios)』より)

一方、貴州省六盤水市の「盤州九龍潭景区動物園」では、今月11日に痩せてイヌのようなクマの動画が撮影され、「世界で最も悲惨なツキノワグマ」とXに投稿されて注目を集めた。

動画は、囲いの中のコンクリートの上をツキノワグマが歩く様子を捉えたもので、個体は痩せて脚と腰回りが極端に細く、投稿者はコメント欄にこう記していた。

「飼育員はこう言っていた。『園長はお金がないし、園には客が来ない。それで毎日ニンジンなどの野菜ばかり与えている』とね。」

盤州九龍潭景区動物園の痩せたツキノワグマ。脚と腰回りが極端に細く「まるでイヌのよう」と注目された(『海外爆料 X「6月11日,贵州市六盘水市盘州九龙潭景区动物园,全世界最惨黑熊!」』より)

こうして動画には、「これは虐待」「最悪な環境。一度行ったことがあるけど、二度と行かない」「体型が変わってイヌのよう」といった声が相次ぎ、同園は「クマには小さい頃から野菜や蒸しパンを食べる習慣がついている。また現在10歳超と高齢なため、食べる量が少なくなった」と釈明した。

また同園には市の林業局による立ち入り検査が行われ、『红星新闻网』は同局のスタッフの話をこのように報じていた。

「問題の個体は比較的正常で、餌も10~20キロの蒸しパンなどを一日に2回与えられている。痩せているのは高齢のためだろう。また同園には最近やってきた別のふっくらしたクマがいるが、痩せた個体はこの別のクマよりも多くの餌を食べている。」

なお同局は、今後も同園の監視を続けることを約束しているが、このニュースには「クマには肉が必要。野菜だけでは人間だって栄養不足になる」「そもそも人間のために動物を捕獲して見世物にするのが間違っている」「動物の世話がしっかりできていない。園は閉鎖すべき」といった声があがっている。

肥満でアザラシのようなヒョウと、痩せてイヌのようなクマ。どちらも飼育されているのは中国だが、過去には繁殖基地のシベリアトラが太りすぎ、「巨大なネコ」と話題になっていた

画像は『South China Morning Post 「China zoo halts weight-loss plan for famous overweight leopard that resembles animated Disney character」(Photo: The Paper)(Photo: Walt Disney Studios)』『RT X「China’s Panzhihua Park Zoo have decided to let their leopard be fat because it turns out no one knows a good diet for leopards」』『海外爆料 X「6月11日,贵州市六盘水市盘州九龙潭景区动物园,全世界最惨黑熊!」』『The Straits Times 「Chinese zoo starts ‘panda dog’ enclosure with dyed chow chows」(PHOTO: SCREENGRAB FROM WEIBO)』『Mirror 「Chinese zoo ‘tries to pass dog off as a wolf’ in cage after animal dies of old age」(Image: AsiaWire)』『The Sun 「CASH N CARRY Vile zoo ‘GLUES a basket onto a tortoise so tourists have something to aim at when they throw coins for luck’」(Credit: WEIBO)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

中国江蘇省の泰州動物園で今年5月、チャウチャウを染めた“パンダ犬”がお披露目されて物議を醸していた(『The Straits Times 「Chinese zoo starts ‘panda dog’ enclosure with dyed chow chows」(PHOTO: SCREENGRAB FROM WEIBO)』より)

中国湖北省にある香吾山動物園で2021年3月、死んだオオカミの代わりに犬を檻に入れて展示したことが発覚。動画が拡散されると、中国ネチズンも爆笑していた(『Mirror 「Chinese zoo ‘tries to pass dog off as a wolf’ in cage after animal dies of old age」(Image: AsiaWire)』より)

中国広西チワン族自治区の南寧動物園で2019年、カメの甲羅に来園客が硬貨を投げ入れるためのカゴが貼り付けられる。「カメは金儲けのための道具なのか」「動物虐待だ」などといった怒りの声があがっていた(『The Sun 「CASH N CARRY Vile zoo ‘GLUES a basket onto a tortoise so tourists have something to aim at when they throw coins for luck’」(Credit: WEIBO)』より)

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