太りすぎてアザラシのようなヒョウと、痩せすぎてイヌのようなクマが注目されている。どちらも飼育されているのは中国の動物園で、SNSに投稿された動画には「動物園を閉鎖すべき」といった痛烈な批判が寄せられている。ネットメディア『Oddity Central』や中国のニュースメディア『手机网易网』などが伝えた。
今年3月のこと、中国四川省にある「攀枝花公園動物園」の太りすぎたヒョウ(16歳)の姿がSNSに投稿され、中国の“クロウハウザー(Clawhauser)”と話題になった。クロウハウザーとは、ディズニー映画『ズートピア』に登場する肥満症のチーターで、ネチズンの中には肥満のヒョウを「まるでアザラシ」と揶揄する者まで現れた。
中国のニュースメディア『红星新闻网』によると、このヒョウは毎日1.3キロ(3ポンド)の牛肉を食べていたほか、時には鶏肉やウサギ肉も与えられていたそうで、動画が拡散すると大きな注目を浴びた。そうして同園の入園料が通常約44円(2元)、休日は約66円(3元)であるにもかかわらず、今年度の同園の売り上げはすでに、昨年よりも多い約420万円(19万元)にもなっていた。
しかし動画には、多くの人が「狭い空間で餌を過剰に与えている」とヒョウの健康や幸福度について懸念を示し、同園は「減量を行う」と声明を発表。専門家の助言を受けて飼育スペースを2倍にし、厳しい食事制限を行いながら食事の時間も調整した。
しかしヒョウは2か月経っても体重が減らず、