デールさんはその場で死亡が確認された。
デールさんの息子であるネイサン・スペンス=コーマンさん(Nathan Spence-Chorman)によると、デールさんは大工や建築の仕事もしていたが、クマのガイドを行うなど自然や野生動物に造詣が深い人だったそうで、このように明かしている。
「父は野生動物に対する経験が豊富ですので、その危険性を甘く見ていたということはありません。危険を承知で良い写真を撮りに行き、危険な瞬間に巻き込まれたのです。」
「いくら危険なことであろうと、いつもと同じことをしていてある日突然、自分の家の敷地内で命を落とすことになるなんて誰も思いませんよ。それでも父は、この結果を受け入れたと思います。」
野生動物が人間を襲った場合には、安楽死させられる可能性もあるが、このことについてネイサンさんは「母ヘラジカは子どもを守っていただけですので、死ぬ必要はありません」と殺すべきではないと訴えている。
アラスカ州漁業狩猟局によると、同州には約17万5千頭から20万頭のヘラジカが生息しており、5月中旬から6月中旬は出産シーズンであるという。一般的にヘラジカは攻撃的な動物ではないが、その子どもに近づくなどして刺激してしまうと、ヘラジカが興奮状態になる可能性があるため、一定の距離を保つことが勧められている。
画像は『KCBD NewsChannel 11 Lubbock 「Wildlife photographer identified as man killed by moose: ‘He died doing what he loved most’」(Source: KTUU)』『FOX 8 News 「Bison rips woman’s pants off at South Dakota state park in attack caught on video」』『Charlotte X「@theroyalparks my friend took these pics on a long zoom lens today.」』『TouronsOfYellowstone Instagram「Queen Touron of Yellowstone.」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)