海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】返品用の箱を開封したAmazon倉庫スタッフ、中から猫が現れて仰天(米)

返品商品とともに1匹の猫が顔を覗かせたのだ。ブランディさんは驚きながらも、すぐに獣医のもとへガリーナを連れて行き、そこでマイクロチップのスキャンが行われ、キャリーさんの連絡先が分かったという。

Amazon倉庫に届いた返品用の箱。ブランディさんがその箱を開けてみると、中から1匹の猫が見つかった(『New York Post 「Couple accidentally ships pet cat in Amazon return box, stunning warehouse worker」(Courtesy Carrie Stevens Clark)』より)

キャリーさんはマットさんにガリーナが見つかったことを報告し、2人は翌日の飛行機に乗ってカリフォルニア州にいるガリーナのもとへ向かった。そして再会してキャリーさんに抱かれたガリーナは、それまで震えていたが、すぐにリラックスした様子を見せた。

約1週間も箱の中に閉じ込められていたガリーナは、少し痩せ細り、軽い脱水症状も見られたという。しかし血液検査の結果は良好で、ケガもなかった。ガリーナが入っていた段ボール箱は一部裂けていたそうで、その隙間から入る空気によってガリーナは生き延びることができたのではないかと考えられている。

キャリーさんは、ガリーナを見つけたブランディさんとも対面することができた。ブランディさんはAmazonでの仕事のほかに猫の保護活動も行っており、猫の扱い方を熟知していた。キャリーさんは「ブランディさんには感謝しきれないです」と話している。

キャリーさんによると、購入前に試着ができる安全靴をマットさんが6足注文し、気に入った1足を手元に残して残りの5足を返品することにした。段ボール箱に5足を入れ、封をするためにテープとはさみを取りにマットさんがその場を離れた際、箱に隠れたりして遊ぶのが大好きなガリーナが段ボール箱に忍び込んでしまったようだ。

箱の中には複数の商品が入っており、ガリーナはわずかな隙間を見つけて潜り込んでしまい、約1週間も閉じ込められてしまった(『New York Post 「Couple accidentally ships pet cat in Amazon return box, stunning warehouse worker」(Courtesy Carrie Stevens Clark)』より)

箱には5足も安全靴が入っていたのでそれなりに重く、体重10ポンド(約4.5キロ)のガリーナが入ったくらいでは違和感がなかったという。そしてガリーナが入っていることに気付かないまま、マットさんは封をして郵送してしまったのだ。

とんだ災難に見舞われたガリーナは、キャリーさんたちと再会した後、カリフォルニア州からユタ州まで車で約10時間かけて帰宅したそうだ。

このニュースが多数のメディアに報じられると、「こんなこと有り得るの!?」「再会できて本当によかったね」「猫は箱が大好きだから仕方ない」「輸送されている間に鳴き声で分からなかったのかな」など、様々な声が寄せられた。なお、テックインサイト編集部ではキャリーさんに、カリフォルニア州でガリーナと再会した時はどのような気持ちだったのかなどをうかがうべく取材を申し入れている。

ちなみに昨年2月にはカナダで、ソファの中に飼い猫が隠れていることに気付かず、そのまま売りに出してしまったケースが話題を呼んでいた

画像は『New York Post 「Couple accidentally ships pet cat in Amazon return box, stunning warehouse worker」(Courtesy Brandy Hunter)(Courtesy Carrie Stevens Clark)、「TSA finds cat in checked baggage ― you won’t believe what its owner said」(TSA)』『CTV News Vancouver 「A Vancouver man who sold his used couch had no idea his cat was hiding inside of it」』『ABC News 「Stowaway cat returns home after 2,500km trip around Queensland」(Supplied: Georgia Whip)』『CBS Denver 「Cat Accidentally ‘Donated’ To Arc Thrift Store In Denver Reunited With Owners」(credit: City of Denver)』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

カナダ在住の男性は2023年、自宅にあったソファを販売して購入者に引き渡したが、その時から愛猫が行方不明になった。4日後にソファの購入者から連絡が届き、中に愛猫が潜んでいたことが分かった(『CTV News Vancouver 「A Vancouver man who sold his used couch had no idea his cat was hiding inside of it」』より)

豪クイーンズランド州で2020年、行方不明になった猫。のちに隣人の引っ越しトラックに乗り込んだことが分かり、2500kmを移動して無事飼い主のもとに戻っていた(『ABC News 「Stowaway cat returns home after 2,500km trip around Queensland」(Supplied: Georgia Whip)』より)

米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港で2022年、ある手荷物に謎の影が写る。スタッフが恐る恐るスーツケースを開けてみると、中から生きた猫が出てきた(『New York Post 「TSA finds cat in checked baggage ― you won’t believe what its owner said」(TSA)』より)

米コロラド州のリサイクルショップで2021年12月、寄付されたソファに猫が潜んでいたという(『CBS Denver 「Cat Accidentally ‘Donated’ To Arc Thrift Store In Denver Reunited With Owners」(credit: City of Denver)』より)

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