人間でいうと60歳を超えるシニア犬となったため、爆発物探知犬を引退することになった。
最後のシフトとなった今月19日、長年爆発物の検知に貢献してきたメッシのため、同僚たちは引退セレモニーを準備した。当時の様子が動画で捉えられており、ハンドラーのピーター・スーさん(Peter Suh)と一緒に現れたメッシが、最後の仕事として訓練用のダミー装置が入ったバッグを確認する様子が映っている。ダミー装置を検知したメッシがその場に座り込むと、周囲にいた同僚らが一斉にテニスボールを投げた。
突然多数のテニスボールが降ってきて、メッシは驚いた様子を見せたが、すぐに大好きなテニスボールを口にくわえ、尻尾を振って大喜びした。装着していたハーネスには「触らないで」と書かれたワッペンが貼られており、ピーターさんがこれを剥がし、メッシは爆発物探知犬としての長いキャリアを終えた。その後、周囲にシャボン玉が飛ぶ中、パーティ用の三角帽をつけてもらったメッシは犬用のカップケーキをもらい、盛大に引退をお祝いした。
引退したメッシはピーターさんが飼うことになったそうで、一緒に働いてきた相棒とともに自宅で穏やかな生活を送ることになる。これまで探知犬のハンドラーとして現場で活躍してきたピーターさんは、今度は探知犬のトレーナーとしてのキャリアを進むという。
引退セレモニーの様子を捉えた動画には、「大興奮のメッシが可愛すぎる」「引退後は穏やかに過ごしてほしいね」「これを見て朝から泣いちゃったよ」「『触らないで』のワッペンが剥がされた瞬間、涙が出た」「最高の引退セレモニーだ」など心が温まったというコメントが多数寄せられた。
ちなみに過去にはカンボジアで、人間の約200倍のスピードで地雷捜索したネズミが、5年間尽力し引退したケースが話題を呼んでいた。
@abcnews Congrats, Messi! Messi, the TSA explosives detection canine, was given the perfect party to celebrate his retirement in Virginia's Ronald Reagan Washington National Airport. The celebration was complete with the removal of his "Do Not Pet" patch, more than a dozen tennis balls, a bubble machine, party hat and cupcake. #news ♬ original sound – ABC News
画像は『TSA 「TSA explosives detection canine retires from his job screening travelers at Reagan National Airport」』『ABC News TikTok「Congrats, Messi!」』『APOPO 「PDSA GOLD MEDALIST MAGAWA RETIRING」(APOPO)』『Davey Rutherford TikTok「Sniffer dog knows English」』『Daily Star 「Retired German shepherd police dog ‘cries’ after being reunited with handler」(Image: Douyin/BWBD)』『Agata Fornasa TikTok「#perropolicia #aeronautica」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)