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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】ワンルームで月に20万円超! 節約のため“飛行機通学”する大学生(カナダ)<動画あり>

飛行機代の合計は1か月あたり約1200カナダドル(約13万3600円)となり、家賃を支払うよりも大幅な節約となる。

1時間のフライトで大学まで通学するティムさん。1か月の交通費は13万円を超えるが、それでも家賃より安いという(『CTV News Vancouver 「UBC student commutes from Calgary -- cheaper than paying Vancouver rent」』より)

このアイディアを思い付いたティムさんは、「『カルガリーで生活して、バンクーバーに飛行機で飛べばいいじゃないか。1時間くらいのフライトだし、バスに乗って通うのと変わらないな』と思ったんです」と話す。

こうして、ティムさんは飛行機で通学し始めた。一日の授業は合計約3時間で、ティムさんは授業を終えるとバスで空港へ向かい、1時間のフライトで実家に帰る。

フライトは1時間ほどだが、飛行機に乗るには国内線であっても保安検査などを受けなければならない。時間に余裕を持って空港に到着しておくのが一般的であるため、「搭乗時間までの時間などを含めると、時間がかかり過ぎるのでは?」という疑問も浮かぶ。その点に関してティムさんは、カナダ及びアメリカ市民権や永住権を持つ人が取得できる「NEXUSカード」を所持していることで解決しているという。このカードは、カナダ国境サービス庁と米国税関国境警備局が管理する共同プログラム「NEXUS」が発行するカードで、カナダ―アメリカ間の低リスクの渡航者の国境通過を迅速化する目的で設計されたそうだ。このカードを持つ人は保安検査の際に専用レーンを通過することができるため、数分で検査を終えるという。

そのため、ティムさんは普段から搭乗時刻の10分前に空港に到着しているが、それでも問題なく間に合っているそうだ。荷物はノートパソコンなど機内持ち込みのものだけなので、カウンターで荷物を預ける時間もなく、カルガリー空港での滞在時間は20分にも満たない。また、飛行機の遅延も心配になるが、先月から始まった飛行機通学では一度も遅れたことがないという。

ティムさんの飛行機通学は、多くのメディアに報じられて反響を呼んでおり、「良いアイディアだと思う」「たしかに、家賃に加えて光熱費とか生活費も考えると、実家に住んだ方が節約になるね」と納得する声のほか、「安く借りられる部屋はあると思うけど?」「大事なテストの時の遅延やキャンセルを考えたら怖い」といったコメントもあがっている。

画像は『CTV News Vancouver 「UBC student commutes from Calgary — cheaper than paying Vancouver rent」』『KESQ 「Man who walks 17 miles for work surprised with new bicycle」』『Tank’s Good News 「Janitor Drops To His Knees After Learning His Coworkers Raised $10K To Buy Him A Car So He Didn’t Have To Walk Miles To Work」(via WREG News Channel 3)』『ABC News 「Man’s jet ski commute to avoid New York City traffic is genius」』『Frühstücksfernsehen YouTube「PENDELN durch die ISAR | SAT.1 Frühstücksfernsehen | TV」』より
(TechinsightJapan編集部 iruy)

米オクラホマ州で片道2時間半の距離を毎日徒歩で通勤していた男性(右)。その姿を知ったある男性が2021年、彼に自転車をプレゼントしていた(『KESQ 「Man who walks 17 miles for work surprised with new bicycle」』より)

米テネシー州で片道4時間をかけて通勤していた小学校の男性清掃員。2020年2月、教師たちが彼の車の購入資金として約75万円が集まったことを伝えると、跪いて泣き崩れていた(『Tank’s Good News 「Janitor Drops To His Knees After Learning His Coworkers Raised $10K To Buy Him A Car So He Didn’t Have To Walk Miles To Work」(via WREG News Channel 3)』より)

公共交通機関を利用し通勤に90分をかけていた米ニュージャージー州の男性。2019年にジェットスキーで会社へ向かっており、通勤時間を75分も短縮することに成功したという(『ABC News 「Man’s jet ski commute to avoid New York City traffic is genius」』より)

ドイツのミュンヘンで、川を泳いで通勤する男性。2017年、市内を流れる川を毎日2km泳いでいることが伝えられた(『Frühstücksfernsehen YouTube「PENDELN durch die ISAR | SAT.1 Frühstücksfernsehen | TV」』より)

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