海外発!Breaking News

writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】ヘビのレントゲン写真に写ったキレイな球体 卵と勘違いして飲み込んだものに驚き(米)

SCWCのランス獣医(Lance)が手術で取り出してみると、マニュアル車の運転の際に使用される、シフトレバーの先の球体が出てきた。

自分の体よりも大きな異物を飲み込んでしまったイースタン・ラット・スネーク。消化できずに長時間が経過したことで、体が裂けて異物が露出していた(画像は『Second Chance Wildlife Center 2024年1月25日付Instagram「This rat snake was one of the most unusual cases we have treated at SCWC!」』のスクリーンショット)

まさか車の部品の一部がヘビの体内から出てくるとは思わず、手術チームは目を丸くしたという。「イースタン・ラット・スネークはニワトリの卵をよく食べるので、ゴルフボールなどを間違えて飲み込んでしまったという記録は過去にもあります。しかし、シフトレバーの先端を飲み込んでしまったというのは、我々が知る限り、初めてのことです」と、予想外の物体にSCWCも驚いている。

直径約5センチのシフトレバーの先端がイースタン・ラット・スネークの体内から摘出され、手術を担当した獣医は驚きを隠せなかった(画像は『Second Chance Wildlife Center 2024年1月25日付Instagram「This rat snake was one of the most unusual cases we have treated at SCWC!」』のスクリーンショット)

異物を飲み込んで体が裂けてしまったイースタン・ラット・スネークは、獣医に裂け目を縫合してもらい治療を受けた。SCWCは、「回復するまでの間、輸液療法や疼痛管理、抗生物質の投与や傷口のケアを行いました。手術を終えてからすぐにヘビは少量の食事を摂り始め、6週間後にはランス獣医が抜糸をしました。傷が治ったことで、ヘビは徐々に普通の食事量に戻ってきています」とその経過を説明した。

今ではすっかり回復しているそうで、冬の間はSCWCのリハビリ施設で過ごすことになっている。春になり暖かくなってきたら、野生に帰されるそうだ。

ちなみに昨年10月にはマレーシアで、体長7メートルのアミメニシキヘビがヤギを丸呑みして動けなくなったというケースが発生し、世間を驚かせていた。

画像は『Fox News 2024年2月4日付「Snake in Maryland is recovering after accidentally swallowing a gear shift knob: Very ‘unusual case’」(SWNS)』『Second Chance Wildlife Center 2024年1月25日付Instagram「This rat snake was one of the most unusual cases we have treated at SCWC!」』『The New Paper 2023年10月20日付「140kg python caught in Malaysia after making a meal of goat」(PHOTO: THE STAR/ASIA NEWS NETWORK)』『Jeremy’s Reptile Relocations Townsville 2024年1月11日付Facebook「Oh my scrubby!!」』『Aviad Bar 2023年8月3日付Facebook「קיפודים מאוד אוהבים לנשנש נחשים.」』『The Sun 2021年8月26日付「HOLY COW Monster 15ft snake swallows entire COW before its stomach bursts open」(Credit: ViralPress)』『Florida Museum of Natural History 2022年9月7日付「North America’s rarest snake found biting off more than it could chew」(FLORIDA MUSEUM PHOTO BY JERALD PINSON)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

マレーシアで2023年10月、体長7メートルのアミメニシキヘビが捕獲された。ヤギ小屋で見つかったこのヘビは、小屋にいたヤギを丸呑みしていた(画像は『The New Paper 2023年10月20日付「140kg python caught in Malaysia after making a meal of goat」(PHOTO: THE STAR/ASIA NEWS NETWORK)』のスクリーンショット)

豪クイーンズランド州で今年1月、ヘビを中心とした爬虫類を捕獲する業者が「大きなヘビがワラビーを食べている」というメッセージを受け取り、現場へ向かった。ヘビはワラビーを途中まで飲み込んだものの、大きすぎて吐き出していた(画像は『Jeremy’s Reptile Relocations Townsville 2024年1月11日付Facebook「Oh my scrubby!!」』のスクリーンショット)

イスラエル自然・公園局の生態学者が2023年8月にSNS投稿した写真。ヘビはヤマアラシを呑み込んだが、針毛が口に刺さったまま動けず、数日後に死んでしまったという(画像は『Aviad Bar 2023年8月3日付Facebook「קיפודים מאוד אוהבים לנשנש נחשים.」』のスクリーンショット)

タイで2021年8月、体長約4.6メートルほどのビルマニシキヘビが家畜である牛を丸呑みして死んでいるところを発見された。ヘビの腹部は破れていたという(画像は『The Sun 2021年8月26日付「HOLY COW Monster 15ft snake swallows entire COW before its stomach bursts open」(Credit: ViralPress)』のスクリーンショット)

2022年2月、米フロリダ州で絶滅危機種に指定されている「リム・ロック・クラウン・スネーク(Rim rock crown snake、またはTantilla oolitica)」の死骸が発見される。希少なヘビはムカデを飲み込んでいる最中に死んだようだった(画像は『Florida Museum of Natural History 2022年9月7日付「North America’s rarest snake found biting off more than it could chew」(FLORIDA MUSEUM PHOTO BY JERALD PINSON)』のスクリーンショット)

1 2