ケーブルの下に手を入れて抵抗。これを見たクラリサは「あんたはちゃんと仕事をしていない」と娘を怒鳴りつけたそうで、デザレイがマーレンさんの指を一本ずつケーブルから引き離していったという。
マーレンさんは数分後に抵抗を止め、クラリサはその後、娘が持ってきた肉切りナイフでマーレンさんの腹部を切り裂き、赤ちゃんを取り出した。また、遺体はビニール袋に入れ、家の外のゴミ箱に捨てていた。さらに、警察には「自宅で男児を出産したが息をしていない」と緊急通報。男児は搬送先の病院で生命維持装置に繋がれたものの、脳の損傷がひどく、約2か月後の6月14日に息を引き取った。
驚くことにクラリサはその後、クラウドファンディングサイト「GoFundMe」で募金ページを開設し「赤ちゃんが助かる見込みはない」と葬儀代9000ドル(約130万円)の寄付まで募っていた。当局は事件から約2週間後、クラリサの家の近くで行方が分からなくなっていたマーレンさんの車を発見。クラリサの家の外に置かれたゴミ箱から腐敗した遺体が見つかったことから、親子は5月14日に身柄を拘束された。また、DNA検査で赤ちゃんがマーレンさんの子であることが判明し、男児は死後、マーレンさんの夫で男児の父の名を取ってヨヴァニ・ロペス君(Yovani Lopez)と名付けられた。
この事件では、クラリサの交際相手ピョートル・ボバク(Piotr Bobak)が、漂白剤を染み込ませたカーペットをホースで洗い流していたことも分かっており、殺人による死亡を隠匿した罪などで昨年、懲役4年の有罪判決を受けていた。
なお、デザレイは犯行当時妊娠中で、マーレンさんの死から6か月後の11月に赤ちゃんを出産した。
このニュースには、「なぜ司法取引? 死刑にすべき」「悪魔だ」「これはひどい」「自分も妊娠していながらこんなことができるなんて信じられない」といったコメントが多数寄せられている。
ちなみに同じような事件は度々起きており、米ミズーリ州では2022年、42歳の女が当時妊娠31週だった33歳の女性を誘拐し、お腹から胎児を奪って殺害し逮捕された。赤ちゃんもその日のうちに死亡したという。
画像は『CBS News 2024年1月8日付「Woman pleads guilty to murder for helping mom kill pregnant Chicago teen and cut baby from her womb」(Source: Cook County Sheriff)』『New York Post 2024年1月9日付「‘Womb raider’ pleads guilty to murder for helping mom kill teen, cut baby out of her body」(Family Handout)(Marlene Ochoa-Lopez / Snapchat)、2022年11月7日付「Missouri woman allegedly killed pregnant mom to steal unborn baby」(Benton County Sheriff’s Office)』『The Sun 2022年12月6日付「WOMB SNATCHERS Newborn baby found ALIVE after being cut from mum’s womb by kidnapper ‘who couldn’t have children’ in Mexico」(Credit: Newsflash)、2021年3月19日付「BABY HORROR Mum-to-be, 21, killed after her baby is ripped from her womb by woman who wanted a child ‘whatever it took’」(Credit: Newsflash)』『Reagan Hancock 2020年9月25日付Instagram「yall are all i need.」』『eju.tv 2020年8月22日付「Detuvieron al presunto feminicida de Mónica Segura: le arrancó a su bebé del vientre」(Foto: Especial)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)