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writer : kanna

【海外発!Breaking News】「まるで『X-ファイル』」死後20日足らずでミイラ化した遺体に法医学者ら当惑(ブルガリア)

9月20日にアメリカの医学雑誌『Cureus』に掲載された査読付きの症例報告書によると、先日ブルガリアで見つかったミイラ化した遺体は、最後に目撃されてからわずか16日しか経っていなかったという。ブルガリアのような温帯の地域で、これほど急速に人間が自然にミイラ化するのは稀だとし、法医学者らは当惑していると、科学情報サイト『IFLScience』や英ニュースサイト『Indy100』などが伝えた。

ブルガリアの首都ソフィアにある線路脇の草むらで現地時間9月3日に、完全にミイラ化した男性の遺体が発見された。

遺体の隣には男性のものと思われるバッグがあり、私物とアルコール飲料のボトルが詰め込まれていたそうだ。遺体がアルコール依存症を患う34歳の男性であり、最後に生きているところを目撃されたのが8月18日の早朝だったことも捜査で明らかになった。遺体はTシャツ、ショートパンツを着用し、靴下を履いていたが、それは最後の目撃時と同じ格好だった。

ソフィア医科大学の法医学・倫理学クリニックで行われた解剖の結果、外傷はなく、皮膚は褐色で硬い革のように変わっていたことが確認された。また、皮下脂肪はほぼ完全に無くなり、内臓や脳も腐敗して乾燥し、茶色がかった黒色の塊と化していた。薬物については陰性だったそうだが、死因については慢性的なアルコール乱用との関係性も排除できないとしている。残念ながら、分析に必要な適切な内臓や人体組織が抽出できなかったため、

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