コメント欄でこんな事実を明かしていた。
「施術前のことだった。腕にパッチを貼ったところ、私の皮膚はすぐに赤くなったわ。それなのに施術者は『アレルギーではないから大丈夫』と言って施術を始めたの。パッチテストをしてから2分も経っていなかったのよ!」
幸いなことにコートニーさんは、病院で抗ヒスタミン剤を処方してもらい症状は落ち着いたものの、サロンでのパッチテストの痕を見た医師には「これは明らかにアレルギー反応。施術はするべきではなかった」と指摘されたという。
米ミネソタ州ロチェスター市に本部がある総合病院「メイヨー・クリニック(Mayo Clinic)」のウェブサイトによると、パッチテストでは通常、パッチを貼ってから48時間後に検査を行うそうで、コートニーさんの動画を見た人はこんな感想が届いていた。
「2分? テストする意味があるの?」
「私の場合、パッチテストでアレルギー反応が出たのを見た施術者は、溶解剤の注入はしなかったわよ。あなたの施術者も同じようにすべきだったわね。」
「あなたを見たら怖くなったわ。私は絶対に溶解剤を使わないわよ。」
「私にも同じことが起きたの。気道が腫れて狭くなり、医師には『生きているのはラッキーだった』と言われたわ。」
「これは怖いね!」
「しっかりと訓練された施術者を選ぶべき。資格がある人をね。」
「リップフィラー自体が必要なかったと思う。あなたは十分ゴージャスよ!」
「私はリップフィラーの溶解をするのにパッチテストが必要だってことすら知らなかったわ。」
なおコートニーさんはその後、施術者にメールでアレルギー反応が出たことを伝え、「病院の支払いはサロンの保険でカバーして欲しい」伝えたという。ところが施術者はコートニーさんのメールをブロックしたうえ、施術者の夫と名乗る人物が「TikTokの動画を取り下げるように」と脅してきたそうで、TikTokでメールのやりとりを公開している。
いまだ結論は出ていないようだが、コートニーさんはかなり憤慨している様子で、フォロワーからは「48時間のパッチテストは常識。動画の公開を止める必要なんてないわ」「患者の情報を夫が知っているなんて、EUが定める個人データ取扱い(個人情報保護)に関する規則(GDPR)に違反しているわよ」「明らかに施術者に非があるのに、どうして認めないの?」「必要ならば弁護士を紹介するわ」といった支援の声が多数寄せられている。
テックサイト編集部では、パッチテスト中の施術者の行動についてや、その際に何か懸念を抱いたのかなどコートニーさんに取材を試みたが、現時点で回答は得られていない。
ちなみに過去には、リップフィラー溶解剤にアレルギー反応を起こし、厚い唇を持つ“ナポレオンフィッシュ”のような顔になった女性が話題となっていた。この女性もパッチテストを受けてはいたが、唇の腫れが顔にまで及んでしまったという。
画像は『Courtney Bell 2023年9月13日付TikTok』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)