英北部スコットランドのネス湖に棲むといわれる謎の生物“ネッシー”の捜索が先月下旬、1972年以来約50年ぶりに行われた。主催者によると、今のところネッシーの存在を証明できる成果はあがっていないとのことだが、ここにきて2018年に撮影されたというネッシーらしき写真が公開され、ネッシー信者を沸かせているという。英ニュースメディア『The Mirror』などが伝えた。
先月26日、27日の2日間にわたって行われたネス湖でのネッシーの大捜索を受け、2018年に撮影されたというネッシーらしき“謎の生物”の写真が公開されて注目を集めている。
「今までは勇気がありませんでした。でも数百人が参加した先月の捜索にインスパイアされて写真の公開を決めたのです。」
そのように語るのは、日本生まれで、スコットランドのブラックアイル半島に住んでいるチエ・ケリーさん(Chie Kelly、51)で、写真を撮影したのは2018年8月13日だったという。
当時、英バークシャーの小さな村で暮らしていたチエさんはその日、家族と一緒に休暇でネス湖を訪れていたそうで、当時のことをこのように述べた。
「それは家族と一緒に食事を終え、夫スコット(Scott、68)や当時5歳だった娘アリサ(Alisa)と一緒に湖畔を散歩していた時でした。キヤノンのカメラで2人を撮影していると、岸から200メートルほど離れた場所で何かが右から左に動くのが分かったのです。スピードは一定で、クルクル回転しながら進んでいましたが、頭や首は見えませんでした。」
「そして約2分後、その生物は姿を消し、二度と私たちの目の前に現れることはありませんでした。最初は1頭のカワウソか、カワウソのつがい、またはアザラシかとも思いましたが、それが呼吸のために顔を出すことはなく、水面で奇妙な動きを繰り返し、音を立てることもなかったのです。」
「それはヘビのようにも見えましたが、体が何色なのか、実際に何であったのかは分かりませんでした。ただ動物であることは明らかで、水面から出ていた2つのパーツを合わせると、体長は2メートル未満だったと思います。」
なおチエさんは、先月下旬のネス湖でのイベントで、ネッシー捜索ではベテランのスティーブ・フェルサムさん(Steve Feltham)に出会い、