小さな田舎町では働き手となる若者の人口が少なく、地元企業は従業員の確保に苦労することもある。アメリカのある田舎町のレストランも同じ悩みを抱えていたが、その人手不足を解消するために配膳ロボットを導入したところ、地元住民の怒りを買ってしまった。米ニュースメディア『New York Post』などが伝えている。
米オレゴン州クラカマス郡エスタカーダにある「ザ・カザデロ(The Cazadero)」は、美しい木々の間を縫うように流れるスプリング川の景色を見ながら食事が楽しめるレストランだ。しかし夏のかき入れ時の前に、レストランオーナーのシェリー・アンドラスさん(Sherry Andrus)は頭を抱えることになった。
シェリーさんはかねてより従業員を募集してきたが、レストランのあるエスタカーダは人口3700人(2020年時点)ほどの小さな田舎町で、州最大の都市ポートランドからは車で45分ほど離れていることもあり、そこから通勤しようと思う人はほぼ皆無と言ってもいい状態だった。
客が多い7月には、人手が足りず「サービスの対応が遅い」などの苦情を受けることもあったようだ。そこでシェリーさんは、今年3月にラスベガスで開催された飲食店の見本市「Bar & Restaurant Expo」で見つけた配膳ロボット「プラト(Plato)」を今年4月頃にリース契約して導入したという。
シェリーさんは、Facebookの地元コミュニティページにプラトを導入したことを投稿し、