ジェットコースターが大好きなジェレミーさんの14歳の娘はこの日、問題のアトラクションに8回も乗っていた。
「Fury 325」という名称のこのジェットコースターは、最高到達点325フィート(約99メートル)、最高時速95マイル(時速約153キロ)を誇るアトラクションで、3分25秒で1.25マイル(約2キロ)のコースを駆け巡る。公式サイトでは、北米にある“ギガ・コースター”というカテゴリーの中で最も高く、最速・最長のジェットコースターであることが紹介されている。
ジェレミーさんが撮影した動画を遊園地に送るとFury 325は直ちに運休となり、同園のメンテナンスチームによる徹底的な点検が行われた。また修理が完了するまで、同アトラクションを閉鎖することも公表された。同園は「安全は私たちの最優先事項であり、今回の作業におけるお客様のご理解、ご協力に感謝いたします。安全手順の一環として、適切な機能や構造的安全性を保つため、Fury 325を含むすべてのアトラクションの点検を毎日行っております」とコメントを発表した。なお今回の件では、ノースカロライナ州労働省の検査官も現地に赴き、詳細な調査を行っていると報道されている。
このニュースを見た人々からは、「支柱が揺れるなんて怖すぎる」「ヒビなんてレベルを超えているね」「毎日の点検でこんな大きな亀裂が見逃されることなんてあるの?」「この男性が亀裂に気付いてくれて本当に良かった」などといった声や、同園の安全対策に疑問の声が寄せられた。
ちなみに2021年7月には米ミシガン州で、移動式遊園地の絶叫マシンが稼働中に土台ごと大きく揺れ始め、通行人が必死に押さえる様子を捉えた映像が大きな話題を呼んでいた。
画像は『Metro 2023年7月3日付「Terrifying moment huge crack appears on rollercoaster as riders race past」(Picture: Carowinds/Facebook)』『Jeremy Wagner 2023年6月30日付Facebook「I HOPE THEY SHUT THIS RIDE DOWN AFTER I REPORTED THIS VIDEO AT GUEST SERVICES!!!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)