看護師として働く女性が22年前に出産を介助した母子と奇跡的な再会を果たした。偶然にも自分の息子とその時誕生した女児がのちに出会い、今年5月に結婚式を挙げたという。2人は「私たちは結婚する運命だった」と話している。米ニュースメディア『FOX 13』『New York Post』などが伝えた。
米ユタ州で暮らすステイシー・ポールさん(Stacy Poll)は2001年6月5日、レイクビュー病院(Lakeview Hospital)で娘のケルシーさん(Kelsey)を出産した。
「臍帯卵膜付着(通常は胎盤の中央近くに付着する臍帯が卵膜に付着する異常)」を抱えていたステイシーさんは、担当看護師に励まされ助けられながら出産を迎えたそうで、当時の様子をこのように振り返った。
「第3子の妊娠が判明した時、私はフルタイムで働いていました。それに9か月前に2人目を出産したばかりだったのです。3人目の赤ちゃんを産む心の準備ができておらずとても不安な中、担当の看護師は『あなたならできるわ』と言ってずっと私の手を握っていてくれました。3児の母でもある彼女は一晩中そばにいてくれて、彼女の1歳になる息子の話をしてくれて、本当に心が通じ合うようでした。そして娘が生まれると一番最初に『ようこそ、この世界へ』と言い、娘を私のお腹の上にのせて10本ずつある手足の指を見せてくれたのです。」
それから約22年の月日が流れ、ステイシーさんは当時の担当看護師メアリー・アン・ウェストさん(Mary Ann West、以下メアリー)と奇跡的な再会を果たすこととなった。
今年2月に婚約した娘ケルシーさんの結婚相手タイラー・ウェストさん(Tyler West)の母親がなんとメアリーさんであることが判明したのだ。
ステイシーさんは担当看護師だったメアリーさんとの再会した経緯をこのように明かしている。
「結婚式に向けて両家の顔合わせを行った際、メアリーさんが2001年の夏からレイクビュー病院に勤務していたと聞きました。その時、もしかするとケルシーの出産でお世話になった看護師は彼女かもしれないと思いました。でも何となく見覚えはあっても、