OCASは数時間後「ダッチェスはフロリダ州シトラス郡の非営利団体『レスキュー・ドッグズ・ドリーム社(Rescue Dogs Dream, Inc.、以下RDD)』に行くことが決まったわ」と嬉しい報告をした。
こうして最初の投稿から48時間も経たないうちに、ダッチェスはボランティアの家庭に一時的に預けられ、RDDには「是非、引き取りたい」という申し出や問い合わせが少なくとも20件寄せられた。
そしてRDDは12月22日に「ダッチェスにピッタリの家族が見つかった」とFacebookを更新、27日にはこんな素敵なニュースを伝えていた。
「昨日、ダッチェスの視界を遮っている膿疱(デルモイド)を切除する手術を行ったの。膿疱は良性で手術は成功したわ。全てが予定より早く進み、ダッチェスの新しい飼い主(ママ)が今日の午後にも引き取りに来るわ! ママはダッチェスが家に慣れるまで2週間仕事を休んで対応してくれるのよ!」
ちなみに新しい飼い主は飼っていた2頭の犬のうち1頭を亡くしたばかりで、ダッチェスを“レネ(Lena)”と改名、レネがやってくるのを心待ちにしていたという。
さらにRDDは1月10日、Facebookで「誰からも望まれなかった優しいこの子は、みんなが欲しがる犬になった。そして完璧な永遠の家を見つけたの! 新しいママとパパは『レネはこれまで飼った犬の中で最高に可愛い犬だ』と言っているわ。レネには兄貴分の犬もいるし、家族に思い切り甘えている。それに手術痕は確実に回復しているの」と伝え、3月19日には新しい飼い主から届いたというこんなメッセージを投稿した。
「レネはもう1頭のオス犬ととても上手くやっているわ。それに犬のしつけ教室のレベル1を修了し、これからレベル2を受ける予定よ。ただキッチンのカウンターの上にあるバターや、バーベキューの焼き網の上のチーズバーガーを食べてしまったり…と訓練しなければならないことはまだまだあるわね。それでも遊ぶのが大好きで、いつも私たちのそばにいるの。私たちはそんなレネのことが大好きよ!」
なおRDDはその後、レネについてこう綴っていた。
「特別なあの子が幸せになってとても嬉しく思う。美しいあの子はきっと愛され、大切にされて残りの人生を過ごすのよ!」
ちなみにこのニュースには、「シェルターにいる犬たちは、自分が保護されたって分かるんだよ。そして愛してくれた人のことは忘れないんだ」「なんていい話なんだ!」「こんなニュースばかりだといいのに」「外見で犬を判断するなんて最低だし、それは人間にも言えること。大切なのは中身だよ」「レネを可愛がってくれてありがとう!」「つい笑顔になってしまうよ」といったコメントが寄せられている。
画像は『Orange County Animal Services 2022年12月16日付Facebook「**DUTCHESS (A503964)**」』『Rescue Dogs Dream, Inc. 2022年12月17日付Facebook「Welcome Dutchess to Rescue Dogs Dream」、2023年1月10日付Facebook「Dutchess (Now Lena) found her FOREVER HOME」、2023年3月19日付Facebook「PUPDATE: On our Famous girl」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)