ジョージアさんのもとに「ベッキー(Becky)」と名乗る女性から電話があり、彼女の友人であるタクシー運転手がラルフを保護していることが分かった。
「ベッキーさんが私のFacebookの投稿を見て、電話をかけてきてくれました。彼女によると、ラルフは家に向かって歩いている途中、停車していたタクシーに飛び乗ったそうです。ラルフの首輪には連絡先などの情報がなかったので運転手は困惑したようですが、寒そうにしているラルフを道端に置き去りにするわけにもいかず、そのまま乗客と一緒にマンチェスター空港まで行き、あとで飼い主を捜すことにしたそうです。乗客の家族もラルフのことを受け入れてくれて、親切に接してくれたことを聞きました。」
そして家族が空港で降車した後、運転手はラルフを連れてフリントシャーにある自宅に戻り、インターネットで飼い主を捜したという。
往復100マイル(約160キロ)のドライブを終えたラルフは午前10時頃、ジョージアさんのもとに無事帰ってきたのだ。
「ラルフはとても人懐っこい性格ですが、まさかタクシーに飛び乗るなんて…そんなことができるんだと驚きました。私はラルフが家に帰ろうとして道路を横断し、最悪の事態になることを心配していました。でも自ら安全な場所を見つけて無事に戻ってきたんです。本当に信じられません。」
そう語ったジョージアさんは、ラルフが二度と行方不明にならないように連絡先と位置情報が確認できる首輪を装着したそうだ。
画像は『Manchester Evening News 2023年2月14日付「Lost dog takes 100-mile trip to Manchester Airport after jumping in taxi」(Image: Georgia Crewe / SWNS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)