ブルックが22歳の時にある男性から性的暴行被害に遭ったことを告白していると、米メディア『Entertainment Weekly』が伝えた。
同作によるとブルックは1987年、米ニュージャージー州にある名門プリンストン大学を卒業直後、ハリウッドでのキャリアを復活させようとしていた。そのため知り合いの男性とディナーを共にし、プロジェクトの可能性について話し合ったそうだ。
その時、男性は「ホテルに来るなら、タクシーを呼ぶよ」とブルックを説得したという。そして彼女がホテルの部屋に行くと男性がしばらくの間姿を消したため、置いてあった双眼鏡で窓の外の景色を眺めていた。
ブルックは当時の状況について、このように回想しているという。
「ドアが開くと、その男性が裸で出てきたのよ。私は双眼鏡を持ちながら『なんてこと!』って感じだった。私が双眼鏡を置くとその人が近寄ってきたわ。」
この後ブルックは男性が襲いかかってきた時を振り返り、「まるでレスリングみたいだった。首を絞められたりするのではと思うと、怖かった。抵抗することさえ、あまりできなかった。だって完全に固まってしまったから」と明かした。
そして「一回『ノー』と言えば十分だと思ったし、『生きて帰ろう』という思いがあった。だから、そういったもの(抵抗する気持ち)を封じ込めた。私は自分の心と体を切り離す方法を知っていたから。練習したのよ」と加え、こう続けた。
「エレベーターを降りてタクシーに乗ると、友達のアパートに着くまで泣き続けたわ。」
しかしブルックは、この件を性的暴行被害として考えなかったという。友人で警備の専門家であるギャビン・デ・ベッカー氏にこの出来事を伝えたところ「それはレイプだ」と言われたものの、ブルックは「私はそう信じたくはない」と答えたそうだ。
ドキュメンタリー映画『Pretty Baby: Brooke Shields(原題)』は、年内に動画配信サービス「Hulu」で配信開始される予定だ。
画像は『Brooke Shields 2023年1月22日付Instagram「What a dream…」、2022年12月7日付Instagram「I am so excited to announce that my new documentary,」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)