春の繁殖シーズンに人々を攻撃することがあるため、オーストラリアでは恐怖の対象として知られる鳥“マグパイ(Magpie)”が今年も猛威を振るった。9月には何度も転倒しながら逃げようとする男性を執拗に攻撃する姿が撮影され、『7NEWS Australia』『The Australian』などが当時の動画を紹介して住民に注意を促した。
豪ニューサウスウェールズ州レイモンド・テラスの路上で9月17日、道を歩いていた近隣住民のマイケル・マードックさん(Michael Murdoch)がマグパイに襲われ、擦り傷や切り傷などを負った。
マイケルさんが歩いていた道には毎年マグパイが巣を作っていたが、マイケルさんは「俺はこれまで襲われたことがない」と友人に自慢気に語り、道を迂回することなく進んでいったそうだ。
マグパイはカラス科の鳥カササギの一種で、黒と白の羽色を持つ。オーストラリアでは繁殖期に執拗に人を襲うことで恐れられており、昨年にはクイーンズランド州でマグパイの急襲による転倒で死亡事故が発生していた。
しかし全ての個体が攻撃的というわけではなく、人を襲うのはマグパイの中でも10%ほどのオスの個体であるという。
マイケルさんの後ろを歩いていた友人が撮影した当時の動画には、