わずか数秒間に起きた恐怖の出来事を父親のリッキーさんに伝えた。

リッキーさんはすぐに車に飛び乗り、警察に通報するとともにデレクの後を追った。その後、デレクは追跡していた警察官によって逮捕されたという。リッキーさんは「警察官が彼に手錠をかけた瞬間、大きな心配が一瞬にして消え去りました」と当時を振り返っている。

またケナディちゃんの母親マンディさん（Mandie）は「あの時の娘の叫び声は、永遠に頭に刻まれることとなりました。それは常に私たちの心に残るでしょう」と語った。ケナディちゃんを含む4人の娘を持つリッキーさんとマンディさんは、いつも娘たちに襲撃者を撃退する方法を教えてきたという。

その教えが今回ケナディちゃんを危険から救うことになったようだ。マンディさんはケナディちゃんについて「娘をとても誇りに思います。娘が声を出して叫んだので男は手を離したのです。ケナディは明らかにどうするべきか知っていてそれが功をなしたのです」と褒め称えた。

ちなみに全米行方不明・被搾取児童センター（NCMEC）のフロリダ支部の事務局長キャラハン・ウォルシュ氏（Callahan Walsh）は、誘拐されそうになった時の「ケナディちゃんの行動は正しかった」と述べている。

画像は『New York Post　2022年8月27日付「Deric McPherson arrested for attempted kidnapping of 6-year-old girl」（TMX）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）