アメリカ在住のハミッド・アディブ医師(Dr.Hamid Adib)を紹介されたのだ。
アディブ医師はその後、エラヒさんの旅費全てを肩代わりし、広い人脈を生かしてニューヨーク州の専門医ミルトン・ワナー氏(Dr.Milton Waner)を探し出してくれたそうで、エラヒさんはこれまでに25回の手術を受けている。
エラヒさんは「医師はまず、顔の軟部組織の塊を切除し、首と胸に組織拡張器を挿入しました。そして8週間後、拡張した皮膚や皮下組織を顔に移植したのですが、残念ながら拒絶反応を起こして失敗してしまったのです。ただ2度目は脚から皮膚移植を行い手術は成功しました」と当時を振り返り、今でも頻繁に連絡を取っているというアディブ医師には「感謝してもしきれない」と笑顔を見せた。
ちなみにエラヒさんは現在、ヘルスケア・マネージメントの修士号を取得するためニューヨーク市立大学スタテンアイランド校(College of Staten Island)で学んでいるそうで「アディブ医師にしてもらったように、いつか私と同じように病気で苦しむ人の助けになれたら…」と語っている。そして「鏡に映る今の自分がとても好き。だって私の目では、完璧な自分が見えるから」と続け、その理由についてこのように述べた。
「私の今の顔には、医師らを含めた多くの人々の貴重な時間が費やされています。彼らの献身的な努力を注いだ結果が私の顔。私にとっては最高の結果なのです。」
画像は『Ellahe Haghani 2022年4月12日付Facebook、2019年8月31日付Facebook、2022年5月31日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)