「同じ日に誕生するだろう」と冗談を言い合っていたそうだ。しかし出産が近づくにつれて、その可能性は低くなっていった。というのもジルさんの赤ちゃんは逆子だったため5月5日に帝王切開を予定しており、エリンさんは出産予定日である5月15日に誘発分娩を行う予定だったからだ。
そして迎えた5月5日の朝、出産を控えたジルさんのことを思うあまり緊張し、胃痛のようなものを感じたというエリンさん。だがそれは胃痛ではなく陣痛の始まりで、それから間もなくして破水したエリンさんはジルさんと同じタイミングで入院することになった。
エリンさんは「夫のザック(Zach)に電話をして『冗談ではなく破水したみたい』と言いました。そしてジルにも電話をして『本当に破水したの』と伝えました」と明かしている。
ジルさんは帝王切開を、そしてエリンさんは陣痛の進行をそれぞれの病室で待っていたが、その日は複数の緊急帝王切開が行われたためにジルさんの手術は遅れていた。
そして午後6時39分、ジルさんはオリバー君(Oliver)を出産し、それから約5時間後の午後11時31分にエリンさんはサイラス君(Silas)を出産した。
出産した2日後に同時に退院した姉妹は車で5分ほどの場所に暮らしているそうで、ジルさんは「私たちが一卵性双生児でお互いに協力し合うというのは、神様の完璧な計画だったと思います。そして私たちと同じように息子たちも親しい関係を築いて、お互いに助け合えるようになればいいなと思っています」と語っている。
画像は『ABC News 2022年5月13日付「Identical twin sisters give birth on same day, in same hospital」(Purdom Family)(Erin Cheplak)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 上川華子)