カウンターの周囲を大勢の人が取り囲んでおり、我先にとチェックを受けたい人の荷物が山積みになっていた。カウンターの中には見える限りで2人しかスタッフがおらず、明らかに人手が足りていない。カウンターの周囲だけでもその混雑ぶりがうかがえるが、さらにその後ろには保安検査を受ける人々がいくつもの行列を成して待機していた。
同地区のパット・カーニー評議員(Pat Karney)は、マンチェスター空港の混乱した状況について「昨年は7万人だったのに対して、今年2月には200万人が同空港を利用しており、この状況であれば利用者が激増することは目に見えていたはずです。これはマネジメントの失敗によるものでしょう」と利用者の増加を過小評価していた空港の対応を非難した。
こうした空港内の状況を捉えた動画がTwitterなどで公開されると、「ひどすぎる状況に驚きだよ」「一度空港を閉鎖した方がいいんじゃないかな?」「せっかくのホリデーなのにこれだけでストレスだね」などの声があがった。また実際に同空港を訪れた人から「人が倒れ、割り込みや喧嘩が発生していた」「朝4時半でもこんな状況だったよ」など現場の状況をシェアするツイートも見受けられた。
マンチェスター空港グループのケン・オトゥール副社長(Ken O’Toole)は「これからの4~6週間は我々にとっても厳しい状況が続き、利用者は60~90分も列に並んで待つことになるでしょう。イースターホリデー中はさらに待ち時間が長くなることを覚悟し、3時間前には空港に到着するようにしてください」と呼びかけた。また同空港は「お客様にはご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪声明を公表した。
なお現在、新規採用されたスタッフ約220名が研修を受けており、今後数週間で勤務を開始する予定になっているという。
@manairport you are an absolute disgrace! It was dangerous today, people will get hurt if you do not improve things @BBCNews pic.twitter.com/ZDee9KqTsP
— Jane Gilham (@GilhamJane) April 1, 2022
画像は『LADbible 2022年4月4日付「UK Airport In Chaos As Passengers Dump Luggage After ‘Management Failure’」(Credit: MEN Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)