投稿の中で事の顛末をこのように綴っている。
「数か月前、キャドバリーはイギリス全土で当たりつきの卵を発売し、その中には1万ポンド(私が通う大学の学費の半分です)を含む様々な額の賞金を獲得するチャンスがあったのです。」
「手短に話すと、今日Instagramをスクロールして眺めていたら賞金つきの卵の画像が出てきて、それが数時間前に私が食べたものと全く同じものだったのです。そこで私は1万ポンドを食べてしまったことに気がついたのです。恐らく消化され、最終的に排便されたでしょう。」
「最悪だったのは、その広告が誤って当たりのチョコを食べてしまったという内容のものだったことです。大きく開いた傷口にヒマラヤ岩塩を塗り込まれたような気持ちでした。『完全なる敗北』という言葉以外になんと言ったらいいのか正直分かりません。21年という短い人生の中で、明らかにどん底に落ちました。」
1万ポンドは今回のキャンペーンの最高額で日本円にして約153万円であり、さらに学生ともなればその価値は金額以上のものになるはずだ。逃した魚の大きさに愕然とする学生の体験談には、「1万ポンドのおやつを食べられたのだから、それで良しとしよう」「とても美味しかっただろうね」など励ましの声が届いた。
なかには「一緒に入っていた当選チケットだけでも賞金を手にすることはできるんじゃないの?」というコメントもあった。今回のキャンペーンの規約には“食べていない状態の当選したチョコの写真を送っていただく場合もあります”と書かれており、文章からすれば写真は必須ではないと考えることができる。しかし学生は当たりの卵型チョコを食べた後に包み紙を丸めてゴミ箱に捨ててしまったので、当選チケットすら手元にない状態だという。「今すぐゴミ箱を探しに行くんだ!」と応援の声も寄せられているが、小さなゴミと化した当選チケットを探し出すのは不可能に近いだろう。
今回の学生は運がなかったが、過去には知らずに2枚購入した宝くじで約1億6千万円の当選を果たしたという幸運すぎるニュースも注目を集めていた。
画像は『Northants Live 2022年3月12日付「Student makes £10,000 Creme Egg mistake in ultimate gaffe」(Image: Fabio De Paola/PA Wire)』『WalesOnline 2022年3月11日付「Man says he has eaten Creme Egg that could have been worth £10,000」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)