再び病院を訪れた。
悪化した親指の状態に、医師は“蜂窩織炎(ほうかしきえん)”という感染症に発展していると考えた。“蜂巣炎(ほうそうえん)”とも呼ばれるこの皮膚の病気は、傷口から入った細菌が皮膚のさらに深い場所である皮下脂肪にかけて侵入することで起こる感染症だ。
人間の皮膚は細菌が体の深くまで侵入しないようなつくりになっているが、引っかき傷や小さな刺し傷、ヤケドの傷跡などがきっかけで細菌が深層部にまで入ることで感染症を引き起こしてしまう。特に蜂窩織炎は、皮膚に傷が無くても発症する場合があるという。
今回、ネイル施術時に親指に傷があったと報道されており、これがきっかけで蜂窩織炎を発症してしまったとみられている。ジェニファーさんは医師の判断により、親指の先端を切断せざるを得なくなってしまった。
すでに2回の手術を受け13日間入院しているというジェニファーさんは、さらにもう1回手術を受ける必要があり、退院時期は未定という。
ジェニファーさんの親指にあった傷がどの程度の大きさだったのかは明かされていないが、「ネイルをして指先を失うことになるなんて、誰も想像しないですよ。トラウマですね」と恐怖の経験についてコメントした。
なお医師はつけ爪などを行う前に、傷がある場合には治るまで待つことを推奨している。
画像は『The Sun 2021年9月28日付「NAIL FAIL Woman has thumb amputated after gluing false nail over wound causing horror infection to ooze puss」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)