そこには2500ドル(27万円超)もの金額が記載されていた。
かつての大家からのお礼、しかも予想を超えた金額の小切手が届いて驚いたクリスさんは「私はこの出来事を丸一日以上考えていますが、大家のこの行為が私にとってどれだけの意味をもたらしてくれたのか、とても言葉には表すことはできません」と面食らっていると明かす。
さらに「私が言えることは、世の中には自分の価値を語るだけの人もいれば、それを実際に行動に移す人もいるということです。そして私が今回のことをシェアしたかったのは、自分の思う価値観を行動に移してほしいと思ったからです。たとえ仕事でなくとも、誰も見ていないとしても、ぜひ実践してみてください」と自身の思いをFacebookに投稿した。
信じ難いほど親切な大家からの手紙に、ネット上では「真の人間性を表す素晴らしい事例だ」「言葉を失うくらい素敵な出来事をシェアしてくれてありがとう」「こんなに素晴らしい人がまだいるなんて驚きだよ」「善い行いには良いことが返ってくるんだ」など感心のコメントが集まっている。
なおクリスさんは受け取ったお金について深く考え、車の維持のために必要な500ドル(約5万4千円)だけを手元に残し、残りは全て価値ある目的や必要としている人々に寄付すると明言した。
「あなたが今回の大家のようなことができないとしても、これをきっかけに必要としている人や場所に自分ができることをしてみてください。」
画像は『Chris Robarge 2021年8月11日付Facebook「A person I formerly rented from asked me for my current address recently」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)