「ただ、トム・デイリーが飛び込みの観客席で編み物をしているだけです」と皮肉交じりに伝えた。
他にもジャーナリストのロザンナ・ロックウッド氏は「私の目には、彼が国宝としての地位が確立されたように見える」とツイートしている。
先月26日に行われた東京オリンピックの男子シンクロ高飛び込み決勝でマティ・リー選手と共に金メダルを獲得したトムは、得意の編み物を「僕の秘密武器」と語っていた。
金メダルを手にした後には、メダルを傷つけないようにと編んだ毛糸の“メダルケース”をSNSで披露。小さなポーチは片面に英国のユニオンジャック柄、もう片面には日本の日の丸が編みこまれたものだ。
トムはSNSに公開した動画で「昨日金メダルを獲ったよ。このプロセスの間、僕を正気にさせてくれたのは棒針編みやかぎ針編みなどに夢中になることだった」と明かしていた。
トムの父ロバートさんは脳腫瘍を患い、2011年に40歳の若さで他界した。この時トムは17歳でロンドンオリンピックの1年2か月前だった。
そんな亡き父を想いトムは現在、クラウドファンディングで脳腫瘍の治療法や治療の研究を支援する慈善団体「Brain Tumour Charity」への募金活動を行っている。募金した人には、抽選で自身が編んだレインボー柄セーターをプレゼントすると伝えている。
What did @TeamGB's @TomDaley1994 do after winning an Olympic gold medal?
He knitted a little pouch for it 😍#TokyoOlympics (via IG/madewithlovebytomdaley) pic.twitter.com/SCg3lV3KIk
— #TokyoOlympics (@NBCOlympics) July 29, 2021
画像は『Tom Daley 2021年7月26日付Instagram「OLYMPIC CHAMPIONS!」』『Olympics 2021年8月1日付Twitter「Oh this?」』『Tom Daley 2021年7月8日付Instagram「WHO WANTS THIS JUMPER??」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)