コラムニストの能町みね子が、17日放送のラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(TBSラジオ)に出演。東京オリンピック開会式の楽曲制作を担当するミュージシャンの小山田圭吾が、小中高生時代に障がいのある同級生らに対していじめを繰り返していたことについて言及した。彼の名前を検索すればすぐに出てくるいじめ問題だが、「たいしたものじゃないだろう」と関係者はナメていたのではないか―と能町は推測している。
東京2020組織委員会は7月14日、東京オリンピック・パラリンピックの開閉会式4式典の共通コンセプトとオリンピックの開閉会式の式典コンセプトを発表した。あわせて開会式、閉会式のプロデュースチームとクリエーティブチームの一部メンバーについても公表され、クリエーティブチームには劇作家・演出家の小林賢太郎やミュージシャンの小山田圭吾らが名を連ねている。
23日の開会式目前での発表に「今さら発表されて。当然、ずいぶんと前から決まっていたでしょうに」との疑問は、能町みね子だけではないだろう。今年になってもオリンピックの開催を反対する声はおさまらず、開催が決定しても盛り上がりを見せない風潮に“一発逆転を狙ったのではないか”というのが、彼女の見方だ。組織委員会から発表があった直後に小山田の過去のいじめについての発言が掘り起こされたわけだが、近しい関係者はそれを知っていたはずで「ネットのこんなちょっとしたボヤなんて、このクリエイター大集団のところにはこんな問題はきっと出てこないだろう」と高を括り、