引っかいたり噛みついたりしないと分かり、加えてこのフレンドリーさだったので自然と恐怖心は消えたという。そして“サイモン(Simon)”と名付けると、そのままパドルボードを楽しんだ。
「サイモンは芸が得意だったみたいで、水中でちょっとしたトリックを披露してくれました。とても可愛かったです。それから30分ほどボードに乗ったり、一緒に泳いだりしていました。」
「船で通りかかった人達は『こんなの見たことがないよ』と言っていました。他にも何頭かアザラシが顔を出していたのですが、サイモンのように人間と交流しているアザラシはいませんでしたよ。」
「今まで経験したことのない出来事でした。私はパドルボードの初心者ですが、今回の経験に勝るものは無いと思います。また天気の良い日にはここに来て、サイモンに会えたらいいですね。」
ちなみにイギリスでは世界中のハイイロアザラシの36%が生息しており、アザラシに遭遇することはさほど珍しいことではないようだ。アイスランドのアザラシセンター(The Icelandic Seal Ceanter)によると、アザラシは好奇心旺盛な動物で人間に近づこうとする個体もいるという。その際には近づいたり追いかけることはせず、アザラシの動きを静かに見守り、アザラシの方から去るのを待つのが正しい行動だと明かしている。
画像は『WhatsNew2Day 2021年7月28日付「Seal Stuns Paddleboarder As He Hops On Her Board As She Cruises Through Dorset Harbour」(Rachael Towers/BNPS)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)