モリーさんは涙をのんで息子の髪の毛を全て剃り落としたという。
同小学校は「自立して遊ぶ」という校風を掲げているが、過去に2回息子が髪を切ってしまった後にモリーさんは「1人ではさみを持たせないように」と学校側に頼んでいた。
「学校側からは『それでは自立した学びにならない』と言われましたが、それでもいいと伝えたんです。しかし学校側はこの件について深刻に捉えている様子はありませんでした。髪が無くなった息子を迎えに行った時、謝罪の言葉すらなかったんですよ。」
「もし私が息子をあの髪の状態で学校に連れて行ったら、何があったのか聞かれるでしょうし、保護監督責任にも問われると思います。それが逆の立場になると謝罪も無いのはおかしい話です。」
「これで5度目ですよ? 『Ofsted(イギリス教育水準局)』に連絡し、今は息子を学校に通わせていません。」
今回モリーさんの主張が話題となり、学校側はウェブサイトにて声明を発表した。
「今回の件に関しまして、ご家族や児童の皆さんにご心配をおかけしてしまい申し訳ありません。」
「多くの学校と同様に、私たちは児童が使用できる様々な物を用意しています。はさみも含め、日常的にそれらの安全な使い方を教えていますし、はさみは年齢に適した物を使っています。」
「今回の件を受け、改めて児童たちにはさみの安全な使い方を教え、はさみを使って髪を切っていいのは美容師か大人だけだということも強調して伝えています。」
なおこのニュースを知った人からは、以下のようなコメントがあがっている。
「母親が怒る気持ちも分かるけど、先生も児童全員に目を配るのは難しいよね」
「先生もトイレの中まではついて行けないよ」
「はさみじゃなくてバリカンで剃ったような感じだけど?」
「髪の毛が切れるくらい鋭利なはさみを4歳児に手渡すのは早いと思う」
画像は『Metro 2021年5月11日付「Mum removes son, 4, from school after he hacks off hair while alone in toilet」(Picture: MEN Media)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)