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writer : ac

【海外発!Breaking News】6歳息子へ「ママは長くは生きられない」と伝える前に 母親が「私の涙の全てを出し切らせて!」とツイート(カナダ)

6歳の息子を遺して逝かなければならない母の気持ちとはいかばかりか。43歳の母親が息子に「ママは長くは生きられない」と伝えようとしたその日、母は溢れる涙を止めることができず、Twitterに自分の気持ちを吐露した。『Good Morning America』などが、切なく温かいニュースを伝えている。

カナダのモントリオールに住む神経科学者ナディア・チャウドリさん(Nadia Chaudhri、43)は昨年、ステージIII期の卵巣がんと診断された。

パキスタン南部カラチ出身のナディアさんは、17歳でアメリカの大学に進学し、大学院を修了後の2010年にモントリオールのコンコーディア大学で講師として働き始めた。また同大学では研究所を設立し、アルコールが脳に与える影響などについてリサーチを続け、夫との間には息子(6)にも恵まれた。

公私ともに充実した生活を送っていたナディアさんだが昨年9月、卵巣がんの治療のために研究所を閉鎖せざるを得なくなり、数回にわたる化学療法や子宮摘出手術を受けた。しかし5月初旬、腹部膨満感や激痛を訴えて緊急入院し、医師にがんの再発を告げられた。

ナディアさんは「あの状態での卵巣がんの再発というのは、末期であることを突きつけられたと一緒。そうなると治療法はなく、できることといえば時間稼ぎをすることだけ」と明かし、「夫と私が最初に考えなければいけなかったのは、6歳の息子のことだった」と語るとこう続けた。

「夫と話し合い、息子に今までの治療が上手くいっていないことや、私の身に何が起こっているのかを伝えなければ…ということになったの。息子は私ががんであることも、化学療法を受けたのも知っている。でも私の今の状態がどれだけ深刻なのかは理解していなかったから。」

「そして『今日は息子と話をしよう』と迎えた5月11日のこと。朝目覚めると涙がとめどなく溢れてきたわ。精神的に打ちのめされてしまって。」

「それでふと、『私のことを良く知る友人や家族、同僚に、今の気持ちをぶつけてみよう』と思って、Twitterにこう書いたわ。」

「今日は息子に、私ががんで余命僅かなことを伝える日。息子がそんなことを耳にしなければいけない状態にまで追い込まれてしまったの。だからこの場で私の涙の全てを出し切らせて! そうしたら私は今日の午後、勇敢になれるから。この場で私の悲しみを全て吐き出させて! そうしたら私は息子を慰めることができるから。」

「今日は息子に、私ががんで余命僅かなことを伝える日」と綴ったナディアさん(画像は『Dr. Nadia Chaudhri 2021年5月11日付Twitter「Today Is the day I tell my son」』のスクリーンショット)

そして数時間後、

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