「金を借りようとある人物に連絡を取ったところ、借金の取り立てを依頼された。レストランを襲撃し、借金回収が成功すれば報酬が約束されていた。SNSで連絡を取っており、自分を雇ったのが誰なのか、どこに住んでいるのかは知らない。事件が大きく報道されてしまい、身を潜めていた。携帯電話は捨てた」と供述しているという。
警察は地元ギャング「バンブー・ユニオン(Bamboo Union)」が絡んでおり、吳が雇用者を知っていながら口を閉ざしている可能性もあるとして捜査を続けているが、詳細は明らかにされていない。
ちなみにこの事件には「ゴキブリを使うなんて、気持ち悪い」「最近のギャングは銃よりもゴキブリなの?」「いったいどれだけの借金をしたというんだ」「こんなにたくさんのゴキブリをよく集めたものだ」といったコメントがあがった。
犯行に使われたゴキブリは、魚の餌として使用される小型の「トルキスタンゴキブリ(レッドローチ)」で、台北市内のアクアリウム販売店にて約39000円で購入されたものだという。
レストランは事件翌日、消毒作業のために休業していたが、現在は営業を再開している。
Roach attack — police are investigating two men who reportedly released over 1000 cockroaches in a restaurant where the police chiefs of Taipei and New Taipei cities were attending a dinner party last night.
(video source: Taipei police department) pic.twitter.com/r2yMtf4JJD
— Amber Wang (@ambermywang) May 4, 2021
画像は『Taiwan News 2021年5月4日付「Men in black hurl 1,000 roaches during Taipei police chief banquet」(Google image)(Taipei City Councilor, Wang Hsin-yi photo)』『Focus Taiwan 2021年5月6日付「Main suspect in cockroach attack at Taipei restaurant detained」』『G house Taipei. 鉅星匯國際宴會廳 2021年5月4日付Facebook「本日消毒作業」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)