葬儀の始まりと同時に英国内で1分間の黙とうが捧げられる。
王配の葬儀はパンデミックのため、参列できるのは王配の子供や孫、その他の近親者を含む30人だけに限られる。参列者はマスクを着用し、ソーシャルディスタンスを保った形で行われるという。
ヘンリー王子は移住先の米カリフォルニアから一時帰国することが正式に決まったが、第2子を妊娠中のメーガン妃は主治医からの渡航許可が下りなかった。
第2次世界大戦中に英国海軍に従事していたフィリップ王配は、パンデミック前には軍隊式の葬儀を希望していた。過去20年間に4回のロイヤルウェディングが執り行われた聖ジョージ教会で、家族と何人かの友人や英連邦国首脳のみを招いたプライベートな葬儀にするのが王配の望みだったそうだ。
女王と王配の第3子アンドルー王子(61)は現地時間11日、ウィンザーのロイヤル・ロッジにあるロイヤル・チャペル・オブ・オールセインツの外で父フィリップ王配への追悼を述べた。
王子は、母エリザベス女王が「この出来事が、私の人生に大きな空白をもたらした」と語ったことを明かしており、「父は素晴らしい人でした。私は父として彼を愛していた。とても穏やかで、困ったことがあれば一緒に考えてくれる人だった。我々は、英国の祖父のような存在を失くしたのです。母が気の毒であり、サポートしたいと思います」と述べた。
同日には女王と王配の第2子のアン王女が声明を発表、「父は私の師であり、支援者や批判者でもありました。しかし私が最も見習いたかったのは、充実した人生と惜しみない奉仕の模範を示してくれたことでした」と伝えた。
The Prince of Wales pays tribute to The Duke of Edinburgh on behalf of The Royal Family. pic.twitter.com/tDP0rkKGzc
— The Prince of Wales and The Duchess of Cornwall (@ClarenceHouse) April 10, 2021
画像は『Clarence House 2020年6月10日付Instagram「Wishing The Duke of Edinburgh a very happy 99th birthday!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)