イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-c-emma

【イタすぎるセレブ達】ヘンリー王子、米スタートアップ企業の“CIO”に就任 「メンタルフィットネスの向上を目指す」と抱負

同社はメンタルヘルスに関するコーチングやサポートを提供するテクノロジー開発会社とのこと。企業情報サイト『Crunchbase』によると、同社は先月シリーズD(スタートアップの成長フェーズを表す指標)ラウンドで1億2500万ドル(約136億円)の資金調達を実現しており、現在の企業価値は17億ドル(約1840億円)超という。

ヘンリー王子は昨年、共通の友人を介して同社CEO(Chief Executive Officer)のアレクシー・ロビショー氏(Alexi Robichaux)と出会ったそうだ。ダイアナ妃の死により心のバランスを崩し、長年にわたって自身の心の病と向き合ってきたヘンリー王子には、そんな個人的経験に加え、「Sentebale(アフリカのHIV患者である子供達の心の健康をサポートする団体)」や「Invictus Games(インヴィクタス・ゲーム、負傷兵達によるパラリンピックスタイルの国際イベント)」といった団体の活動を通じてグローバルな視点からメンタルヘルスと向き合ってきた過去がある。ロビショー氏は王子のそのような過去の実績を見込んでCIOの役職をオファーしたようで、この役割が王子にとって「有意義かつ充実した経験になるだろう」と自信を覗かせている。

米時間23日には「BetterUp Inc.」のホームページ上でもヘンリー王子のCIO就任が正式に伝えられ、その中で王子は自らも同社のマッチングシステムを利用して巡りあったコーチとともに、メンタルフィットネスの向上を目指していることを明かした。また今後はCIOとして「メンタルヘルスの啓蒙活動」「社会的使命の実現に向けたガイダンス」「グローバルコミュニティーの拡大」などといった分野に力を注いでいく予定と言い、

「人々が内面の強さやレジリエンス、自信を培う手助けができれば」
「助け合いと温かみに溢れたコミュニティーを築いていきたい」

と意気込みを語っている。なおヘンリー王子は同社の経営面に直接関わる予定はないものの、プロダクト戦略や慈善活動、プロモーション活動といった観点から戦力として同社に携わっていくそうだ。

王室からの離脱発表直後は、ハリウッドでの豊富な経験や人脈を生かして逞しく生きようとするメーガン妃と「夫婦間で“格差逆転”か?」と懸念されていたヘンリー王子だが、由緒あるイギリス王家の肩書きを捨ててアメリカ実業界に飛び込んだ彼が今後、企業人としてどんな采配を見せるのか―引き続きその動向に注目が集まりそうだ。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年12月9日付Instagram「Spotlight on: Endeavour Fund」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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