クレヨンを手に取り寝室の壁に絵を描いたことが始まりだった。
デリアさんは「最初にサンティアゴがその絵を見せてくれた時、カラフルで素敵な作品だと思いました。その後、どこに飾ろうかと考えるためにもう一度絵を見た時、なんだか見覚えのあるサインがあったんです。それで『リーさんの作品かもしれない』と思ってネットで確認してみると、間違いなく同じサインがそこにあったんです。こんな偶然ってあり得ます?」と驚いたそうだ。
実はデリアさんは過去に展覧会でリーさんの作品を何度か目にしており、本人に会ったこともあった。
この絵が本物であることを確かめるためにデリアさんはリーさんに連絡を取ってみると、「100%僕の絵だ」と返信があった。「Bolide(火球)」というタイトルのその絵は2001年頃、リーさんがオーストラリアに住んでいた時に描いたものだったという。
リーさんのホームページで販売されている作品は、高額なもので16,500ポンド(約240万円)の価格がついており、サンティアゴさんが所有する絵にもそれに近い値がつく可能性が高い。
これについてリーさん本人も「恐らくこの作品は8000~10,000ポンド(約110~140万円)の値がつくと思います。切望する人がいればもっと高い可能性もありますね。オーストラリアで描いたものが、なぜエクアドルで売られていたのかは不思議ですし、それを私の美術展に訪れたことがあり、私が住むイギリスにいる人が持っていたなんて、こんな偶然は本当に驚きですよ」と明かしている。
サンティアゴさんとデリアさんは現在、リーさんのこの絵を額に入れて家に飾り大切にしているという。
画像は『Mirror 2021年2月15日付「Man ecstatic as drawing he bought for 73p at market is worth a staggering amount」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)