マオマオに「ドウドウ帰ってきて」とのメッセージを記した情報提供を求める紙をくわえさせてみた。するとマオマオは出かける際に「お尋ね犬」の紙をくわえ、まるですれ違う一人一人に尋ねるように歩いてまわるようになったという。友達を探すこのマオマオの姿には人々も心を打たれ、足を止めてはこの紙の内容を確認してくれるようになったそうだ。
このアイデアに至った経緯について、シャオさんは現地メディアにこのように明かしている。
「(より多くの人に)情報を記載したメッセージを読んでもらうために、マオマオで人々の注目を集めることができるのではと期待したんです。もしかしたら捜索に役立つのではないかとも。」
「私たちは生鮮市場や屠殺場などに出向いて、(情報提供をよびかける)チラシを配りました。」
「しかし今のところ何の手掛かりもありません。私と友人は、ドウドウを発見できる可能性は低いと理解していますが、あきらめてはいません。」
「マオマオはドウドウとの再会を待ち望んでいるのです。」
情報もとくに得られなかったシャオさんたちがこのマオマオの様子を「抖音」に投稿したところユーザーたちから大きな反響があり、この動画はみるみるうちに拡散されていった。
この動画を見たユーザーからは「この監視カメラの近くにある他のカメラも確認してみたら? きっと犬泥棒の居場所を特定できるはずだよ」といったアドバイスをはじめ、「マオマオ、君がどれだけ相棒を愛しているかが伝わってくるよ」「マオマオが今、どんな気持ちでいるかすごく理解できるよ。私も2年前に犬が行方不明になった時、犬を思って毎日泣いていたんだ」などと励ましの声が相次いで寄せられている。
画像は『Daily Star 2020年1月15日付「Golden retriever ‘cries’ as he holds tragic note begging thieves to return friend」(Image: Douyin/291832511)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 YUKKE)