かなり集中していたようで「走っている時はコーチの声しか聞こえませんでした。でもゴールが見えると、チームメイトの声援が聞こえてきました」と語る。
実はこのリレーの1時間半前、ザイヤさんは600メートル走にも参加していた。こちらでは1分29秒27を記録し、2位から4秒も引き離して1位を獲得していたというから驚きだ。
ザイヤさんの逆転劇を捉えた動画が今月18日、ミシガン大学のスポーツ専用Twitterアカウントに投稿されると、今月23日の時点で再生回数380万回を超えた。ユーザーからは「飛んでいるみたいに走ってるね」「まるで“ワンダーウーマン”じゃないか」「信じられないくらい速いな。アメフトの選手になって欲しい」「ロケットのような走りだ」「最近のミシガン大学の中でも、最高のパフォーマンスだよ」とザイヤさんの走りに大絶賛のコメントが届いた。
そんなザイヤさんは高校生の時、すでに頭角を現していた。20歳以下の選手が対象のパンアメリカンジュニア陸上競技選手権大会「Pan American U20 championships」で4×400メートルリレーの代表選手として参加した際には、当時の世界記録を更新。さらに高校の卒業年次には同種目にてアメリカ国内で5位、ワシントンD.C.で1位を記録するなど様々な快挙を達成していた。
これらの功績により、ザイヤさんには12の大学からオファーが届いたという。ミシガン大学を選んだザイヤさんは「私がいた高校みたいにアットホームさを感じたので、ミシガン大学を選びました。コーチと話してみて、一番私のことを考えてくれていると感じたのも大きいですね」と明かしている。
MUST WATCH FROM OVER THE WEEKEND:
Down by four seconds heading into the 4×400 relay anchor leg, @UMichTrack's Ziyah Holman blasts a 51.79 split to bring the Wolverines all the way back for the win.#GoBlue 〽️🔵 pic.twitter.com/hMYo5C76bH
— Michigan Athletics 〽️ (@UMichAthletics) January 18, 2021
画像は『Detroit News 2021年1月21日付「Michigan’s Ziyah Holman hopes furious finish inspires others to never give up」(Michigan Athletics)』『Ziyah Holman 2020年7月24日付Instagram「Welcome to the big league baby」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)