この投稿は翌日に5人にシェアされていたそうで「こんなたわいもない話をシェアする人もいるんだわ」と思ったそうだ。しかしその5日後には50人以上に、そして日本時間12日には10万人以上がシェアし、トレイシーさんは「驚きというよりもショックだったわ」と述べ、こう明かした。
「最初は『ええ? なんで?』と笑い飛ばしていたのよ。でもそのうち『なんて素敵なの』とか『41年の結婚記念日を迎えるなんて、素晴らしいわ』といったメッセージが世界中から届いているのに気付いたの。嬉しかったわ。」
実はクリフォードさんがトレイシーさんにプロポーズしたのは、今から41年前の最初のデートの後だったそうで、トレイシーさんは「彼との結婚は運命だったと思えるの」と胸のうちを明かすと、2人が仲良し夫婦でいられる秘訣についてこう続けた。
「結婚にはもちろん忍耐も必要よ。でも私たち夫婦はいつも話し合うことで困難を乗り越えてきたの。」
「私がサンドイッチをかじるのは、彼に愛していることを伝えるためでもあるの。私たち夫婦は一日に何度も『アイ・ラブ・ユー』と伝えあうの。それも歯を磨くように、自然にね。そうやってお互いの気持ちを言葉で伝えることが上手くやっていくのに必要なんだと思う。思っているだけではだめよ。小さなことかもしれないけど、クリフォードは日中、私に電話をくれるのよ。そして『いやあ。君の声が聞きたくてね』って言うの。そんなささいな思いやりが大切なんだと思うわ。」
そのようにさらっと言ってのけるトレイシーさんだが、「一口かじったサンドイッチ」に秘めた思いは、約41年連れ添った夫婦だからこそわかる真の愛なのであろう。職場でサンドイッチを頬張るクリフォードさんの嬉しい顔が目に浮かぶようだ。
画像は『Tracy Howell 2020年4月17日付Facebook「40 years babe!」、2020年12月2日付Facebook「Clifford and I have been married almost 41 years and I have made his lunch every working day since day 1.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)